熱き心に

お店に行くと、ゲェー、水が入ってる! 昨日の雨がシャッターの隙間から入ったらしい。本は大丈夫だが。入口のマットが雑巾に。干す。すると都合がいいことに今日がマットの交換日。業者さんに「ごめーん、ビショ濡れなんだよ」と言うと「大丈夫です。今日は皆さん濡れてますから・・・」とか。凄かったもんなぁ。入口に本が置いてある日じゃなくてよかったよ。


相変わらずの古書目録入力作業。気が入らないので、進まない。どうもここ数日なにもやる気がおきない。原稿書きも全く進まない。どうしたものか。やる気が出るのは飲み会の時だけだ(なんだよそれ!)。とはいいつつも、やらなければ終わらない。コツコツと入力を続ける。


昼食の時間になる。三楽書房へ行く。配ってもらう『未来』を届けに(もう次が出ちゃうよ)。ようやく中棚が完成して開店したのだ。かなり本が入るね、これなら。まだ本は詰め終わってなくて、スカスカ。アキヒロは文庫などを棚差ししていた。2、3日中には完全な形になるとか。邪魔しないように帰ろうとすると「買わないなら来るな」と言われる。万引きしてやろうか、このガキャ!


その後も入力を続けて5時半すぎ、店をあがる。雨が降ってきた。今日は南陀楼さん主催の集まりである「BOOKMANの会」の日。会場は茗荷谷の「寿和苑」という民家のような場所。池袋から地下鉄に乗り換えるのだが、その途中の駅構内にキオスクの名前でやっている古本屋がある。通路でやっている古本市じゃなくて店舗。狭いけど。たまに、みすず書房白水社のいい本が500円ぐらいで出るので、この会の時には必ず寄るのだ。今日は単行本は無し。文庫を見ると、あぁー、ずっと売りたいと思って探していた本があったよ。講談社学術文庫樋口清之『日本木炭史』2冊本。まさかここで見つかるとは思わなかった。


茗荷谷の駅から10分ぐらい歩く。結構あるんです。で、集合20分前につく。まだ誰も来ていないらしく門が閉まったまま。インターホンを押すも反応なし。その後参加者が集まってくる。遠藤哲夫さんが来て、魚雷さんが来て、今日の幹事である柳瀬徹くんが来る。7時になっても開く気配なし。南陀楼さん到着後、あきらめて場所を変えることに(忘れられてたらしい)。結局駅まで戻り「ジョナサン」へ。この会は毎回、誰かが興味のあることを話して、それに質問したり雑談するというもの。今日の発表者は柳瀬君の知り合いの某出版社勤務で、将棋に命をかけるYさん。本業の仕事より、将棋の雑誌に連載したり、本を編集したりに命をかけている凄い方。将棋の衰退と将棋ジャーナリズムの関係について、というような話だった。将棋の話ではあるが、普遍的な内容で面白かった。なんというか、自分の甘さを指摘されているような気もする熱い内容でした。情けないなぁ、俺は・・・。


その後、さくら水産で飲み会。南陀楼さん、「夢声」の濱田研吾くん、アクセスの畠中さんと同じテーブルで。『薔薇族』に内澤旬子さんが載っていて、南陀楼さんのキャラ、モクロー君まで載っているというので見せてもらう。おぉ、確かに。伊藤文学美輪明宏の対談があったり凄いな、これ。ステキだ。それをテーブルで回し読み。どんな奴らなんだ!! 12時解散。仕事サボって来ている場合ではないのだが。


反応してしまうのが悔しいが、バンザイしてテクテク歩くレッサーパンダ、スゲーかわいいよ、あれ。立つだけならたいしたことないのだが。うちの猫も歩かないだろうか。