鬼子母神通り みちくさ市

ひさしぶりの新イベントになります。今年の夏に、あるところから往来座の瀬戸君に話が持ち込まれました。それは雑司ヶ谷の、ある商店街の方からでした。古書往来座で開かれている外市の賑わいやメディア報道などを見てくださっていたようで、一緒になにかできないかと声をかけていただきました。商店街は「鬼子母神通り商店睦会」といいます。往来座のある明治通りから鬼子母神境内へ向かう道へ入り、都電荒川線鬼子母神前」停留所を抜け、目白駅前からつながる目白通りに抜ける商店街です。なにより今年6月の東京メトロ副都心線の開通は雑司ヶ谷という町を大きく揺らしました。最寄駅が都電荒川線鬼子母神前」しかなかったこの町に「雑司が谷駅」が誕生したのです。新宿や渋谷がぐっと近くなりました。そして、まさに「鬼子母神通り商店睦会」は、ちょうどその地下鉄の駅の真上にある商店街なのです。


「わめぞ」も鬼子母神境内で古本市を開催させていただいた駅の開業イベントは大賑わいでした。毎年開催されるお祭り「お会式」の賑わいもすごいのですが、「昼からこんなに人のいる雑司ヶ谷は見たことない」と言っていた人もいました。メディアも雑司ヶ谷特集を組み、取材ラッシュが続く日々。もちろんそれは長く続かずに、次第に鎮静化。1か月ほどで以前の静かな雑司ヶ谷が戻ってきたそうです。


雑司ヶ谷には、外市の他にも定期的に開催しているイベントがあります。鬼子母神の境内で毎月開催されている「手創り市」(http://www.tezukuriichi.com/)です。100を超えるブースが出店、毎回大変なにぎわいをみせています。外市もそうなのですが、鬼子母神側から東京メトロ雑司が谷駅都電荒川線で帰るとなると、「鬼子母神前」停留所、またはそのすぐそばの雑司が谷駅1番口からとなります。なので駅たちの向こう側である商店街を人が歩くことはないそうです。定期的にたくさんの人がすぐそこまで来ているのに、手前で人が消える。もちろんその人の流れがすぐに売り上げにつながるとは思っていないが、それでも新駅の真上にある、片側の出口から出て、もうひとつの出口から帰れるような場所。このような地の利をいかしてなにかできないか、というのがはじまりだそうです。わめぞとしても、そもそも職業つながりというだけで、土地のつながりは後付け的なもの。雑司ヶ谷の地元の方々との共同プロジェクトは今後の展開としていい方へいくのではないかと、やらせていただくことになりました。協賛という形で運営面をサポートしていきます。


今回の「みちくさ市」は、わめぞ版の一箱古本市のようなものです。今までのわめぞのイベントは基本的に一般の方が参加する形のものはありませんでした。以前からそのようなイベントを持ちたいと思いつつ、なかなか場所を作れませんでした。その思いが、ようやく形になりました。今回は「お披露目開催」です。来年春ごろから、定期開催していきます。おそらく隔月ぐらいの頻度になるのではないかと思います。「みちくさ市」はお祭り的なものではなく、日常的に気軽に本を自分で売れるようにしたいと思っています。


出品場所に一応の基準はありますが、場所からはみでなければ、また隣の方の邪魔にならなければ、ある程度自由にディスプレイしていただいてかまいません。また、参加しやすいように、荷物は事前に宅配で送ることができます(ただしこちら側の期日指定日のみ可)。当日、会場に置いておきます。また、帰りも宅配便にて送ることができます。会場までは手ぶらで来て、手ぶらで帰れます。参加費も安価に抑えました。1000円です(当日受付払い)。詳しい募集要項は後日発表いたしますので、お待ちください。


今回のキャッチコピーは"商店街が、一日だけの古本街!"です。ですが、タイトルの「みちくさ市」には「古本」が入ってません。「みちくさ古本市」ではないのです。一応、古本販売がメインでも、将来的には商店街の各店舗が店前であれこれとはじめたり、場所が増えれば普通のフリマスペースも生まれるかもしれません。長期的に考えて、古本だけに限定されないよう、あえて「古本」という文字は消しました。あくまで「商店街」「雑司ヶ谷」が主役です(一般参加者の方がそこまで考える必要はないと思いますが)。実は今回のみちくさ市の「店の前で古本を売る」というのは一箱古本市の存在を知らなかった商店街さんのほうからの提案でした。いわゆる「古本好き」というのではない方が古本をそういう形で使ってみようと思ってくれたということです。この「みちくさ市」がどのようになっていくか、自分も楽しみにしています。


今後も、鬼子母神での人気イベント「手創り市」さんと同日開催という形で、雑司ヶ谷を盛り上げていきたいと思います。これからはどうぞ、もっともっと「わめぞ」で遊んでください。皆様のご参加、ご来場を心よりお待ちしております。

"商店街が、一日だけの古本街!"
鬼子母神通り みちくさ市 プレ開催


2008年6月、新地下鉄・副都心線が開通し、雑司が谷駅が誕生しました。ちょうどその駅の真上には、ひとつの商店街があります。鬼子母神通り商店睦会。安産・子育の祈願で知られる鬼子母神堂付近から”ちんちん電車”都電荒川線の「鬼子母神前」停留所を抜け目白通りに至る、商店街です。


この地の利をいかした、地元に根付くイベントを開催できないかと、この度、「鬼子母神通り商店睦会」と「わめぞ」が組んで一般参加型の古本マーケットを開催することになりました。商店街の店先で一般参加者が古本や雑貨などを販売し、わめぞによるミニ古本市も商店街内数か所で開催予定です。鬼子母神通りが一日限定の古本街になります。


2009年春ごろからの定期開催をめざして、まずはお披露目のプレ開催です。子供のころにしていた学校帰りのみちくさを楽しむように、古本探しを楽しんでいただければと思います。たくさんのご参加、ご来場を心よりお待ちしております。


▼日時
2008年11月30日(日)
雨天の場合は、12月6日(土)に順延(この日が雨の場合は中止)
10:00ごろから16:00まで


▼同日、鬼子母神境内では手創り市が開催されています。
(12月6日に順延した場合、手創り市は開催しておりません)
http://www.tezukuriichi.com/


▼会場
鬼子母神通り
Googleマップ(高田一丁目交差点から上に向かう道が鬼子母神通りです)
地図へはこちらをクリック!
http://tinyurl.com/6xmc4y
東京メトロ副都心線雑司が谷駅1番出口または3番出口すぐ
都電荒川線鬼子母神前」下車=会場前
JR山手線・目白駅から徒歩10分


▼参加者募集
すべて対面販売方式です。
場所によって違いがでるものの基本的なスペースは
奥行き50cm × 横幅100cm(高さは150cmぐらいまで)
あくまで目安です。各場所の特色を生かして、隣の参加者の邪魔に
ならない範囲で自由にディスプレイしてください。
古本20冊という基準を満たせば雑貨類の販売も可。食べ物不可。


募集人数 30名  参加費1000円
古本フリマの募集要項は11月3日(月)発表
参加者募集は11月5日(水)から開始(今回はWEBのみ)すべて、わめぞブログにて発表します。
わめぞブログ= http://d.hatena.ne.jp/wamezo/


主催:鬼子母神通り商店睦会  協賛:わめぞ