さんでー

日曜日は2時出勤。親父と代わりラストまで店番。適度にずっとお客さんがいるいい感じの日だ。目録入力ひたすら。


ひたすらといいつつテレビが気になる。深夜でやっていたらしい「トンスラ」というドラマのスペシャルに熱中してしまう。ベストセラーを連発していた作家(吉高由里子)が書けなくなってしまい、新しくきた担当編集者(温水洋一)を監禁して遊び道具のようにして一緒に暮らしているという変な話。自分はどんなお笑いのネタより、ただそこにいる温水洋一という素朴なおかしさが好きなのです。加護ちゃんが綿谷りさみたいなキャラで出てた。この吉高由里子という子はなんならと調べたら映画「蛇とピアス」の主演だそう。「蛇とピアス」といえば金原ひとみの提供した小説を元に自分で作詞した曲で後藤真希が歌手再開するとか。
トンスラHP http://www.ntv.co.jp/tonsure/


朝青龍優勝。八百長に素行不良にとどんだけたたかれても結局ここに戻ってくる。でも、見るとやっぱ「面白い」んだよなぁ。相撲だけじゃなくて格闘技全般に言えるのだが、試合以外の場所、見ながら興奮する前の入場シーンとか、直前のたたずまいとか、そういうところで魅せられる人間というのは、いろんな意味で強い。その「見る側個人の物語」と「対象となる人間の物語」が重なるその瞬間に物語の土台は生まれていく。物語をつないでいく場面というのは試合中ではないと自分は思っている。派手な部分ではないのだ。週刊誌の攻撃がなぜ大衆に届かないのかというのは結局「静かな物語が生まれる場所」の不在なのだと思う


閉店後、あるところで人に会うため電車にゆられる。朝日新聞に連載されていた『ロストジェネレーション さまよう2000万人』(朝日新聞社)を読みすすめる。