「震災後」、市民の視線で見た風景
東京は、計画停電も終わり、余震も少なくなってきたということもあり、震災がらみの話題はほとんどが原発関連になり、まわりもあまり津波被害にあった地域などについても思わなくなってしまっている、そんな気がします。「復興」という言葉と共に歩きだして日常を取り戻そうとしている人もいれば、いまだスタート地点が見えない人もいる。自分たちはメディア通して見ていることの「本当のこと」などわかるはずもないですし、そのわからなさから被災した人たちを思う言葉に臆病になっている自分もいる。そんな中、「生活」を感じさせてくれながら被災地域の現状を報告してくれるサイトやブログがあり、いつも読ませていただいています。今日はそれらを紹介させていただきます。
「3.11」市民が撮った震災記録Web
http://www.sendai-city.org/311.htm/
Book! Book! Sendai のお父ちゃんこと、「風の時」編集部の佐藤正実さんが関わるNPO 20世紀アーカイブ仙台が3月11日に発生した大震災を、決して風化させることなく「市民の目線で記録し後世に残す」ことを目的に画像を募って作られたサイトです。地域ごとにまとめられ、いい意味でプロっぽくない写真が並びますが、だからこそ撮っている人の息遣いが聞こえてきそうな写真ばかりです。
そして、皆様にご協力していただきたいのは下記の書籍化の件です。「風の時編集部ブログ」から引用させていただきます。みなさん、Book! Book! Sendaiのお父ちゃんに力を！
NPO20世紀アーカイブ仙台では、震災後より市民の皆さんのご協力を得て、【「3.11」市民が撮った震災記録】ウェヴサイトを4月に立ち上げました。
お陰さまで大変多くの方々より画像の提供を受け、現在約7100枚を収集することができました（Webには約660枚アップ）。身の回りを写し撮った１０００年に一度の大震災と言われる東日本大震災の画像。これらの画像をWebだけではなく、より多くの方々にご覧いただき、震災の風化を防ぐことと後世に語り継ぎ、残すという目的で「書籍化」を企画しております。
しかし、Webサイトの製作とは異なり、書籍化には多額の費用がかかる故、資金面での支援が必要になってきます。このため、NPO20世紀アーカイブ仙台で新たにグッズを製作し、その収益金をWeb書籍化の製作費用に充てさせていただく「3.11伊達なむすびあいプロジェクト」を立ち上げました。仙台市若林区で長年染物業を営む永勘染工場さんに
むすび丸柄のバンダナの製造を依頼し、震災3ヵ月目となる6月11日から発売を開始することにいたしました。それが、むすび丸の「幸せの黄色いバンダナ」です。
つきましては、この震災記録Web書籍化プロジェクトにご支援・ご賛同をいただける方は、ぜひ「むすび丸むすびあいバンダナ」をご購入いただき、ご協力をお願い申し上げる次第です。
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【仙台でのお取扱い店舗】
こけしのしまぬきさん
◎一番町本店 TEL：022-223-2370
◎エスパル店 TEL：022-267-4021
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「むすび丸むすびあいバンダナ」は、通販でもお買い求めいただけます。下記口座にお振込ください。お申込み受付順に6月11日より発送いたします。
口座●ゆうちょ銀行 02240-0-118035
名義●3.11伊達なむすびあいプロジェクト
価格●1,500円（税込）＋200円（メール便送料）＝1,700円通信欄にバンダナのご希望枚数をご記入の上、お振込をお願いいたします。2枚以上ご購入の場合も送料は一律200円です（例：2枚ご購入時→1,500円×2枚＋送料200円＝3,200円 ）皆様のご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
※バンダナご購入者には、本プロジェクト支援者として書籍に御名前を掲載いたします。また、ハンドルネームをご希望の方は通信欄に希望ネームをお書き添えください。
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石巻百景
http://shinyousha.com/ishinomaki-photo/
宮城県石巻市にて奥様と「本の工房 真羊舎」という出版・Web制作会社を運営している日下さんのブログ。石巻の過酷な被災風景や近所のなにげない一コマを住んでいる人の日常的な感覚で紹介していただいています。読んでいると、とても石巻を訪れたくなります。日下さんのブログを通して、ずっと石巻を見続けていきたいです。そしていつか、お訪ねしたいです。
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高橋美香さんブログ「世界の笑顔に出会いたい」
http://blogs.yahoo.co.jp/mikairvmest/folder/1289215.html
あいおい古本まつりでもお世話になったパレスチナの日常を紹介している写真家・ライターの高橋美香さんのブログのカテゴリ「宮古ボランティア日記」。岩手県宮古市にボランティアで行かれていた時期の日記です。本当にまっすぐでブレない人、高橋さんならではのメディアで触れられない気持ちがたくさん書かれています。地元民ボランティア、シュウジ君との交流など、なんともいえない読後感です。ぜひ！
