カートにマグロを積む女(ひと)

29日の日記も書きました。


快晴でございます。一箱古本市当日。9時すぎ、家を出て西日暮里へ。歩いて古書ほうろうまで。すでに参加者の方が集まっている。書肆アクセスの畠中さんなんか着くなり「もう私疲れたぁ〜」と疲労困憊。ステキすぎる。10時になると、ほうろう店内へ。出店場所ごとにミーティングなど。終了後、各場所へ出発。場所ごとに専従スタッフがつくのだが、向井が出店する「花歩」さんには川原さんが着いてくれることに。見るからにキッチリした感じのステキな女性である。イメージは向井の真逆だ。2軒しか出ないうちらの場所。相方はリコシェ柳ケ瀬さん、阿部ちゃんの親子。よろしくーと11時スタート。


裏道なので、「ここって人が来るのかしら」と一瞬思うが、どんどん人がくる。うちもリコシェも上々のスタートでありました。岡崎さんが、「ちゃりんこ日記」(http://d.hatena.ne.jp/nitobesan/)の、にとべさんと来る。にとべさんにご挨拶。その後、退屈男さん(http://taikutujin.exblog.jp/)も! 『WiLL』の川島君とお姉さん、保崎さんが。箱を見ているみんなの後ろから「買え〜買え〜」と呪いを。なんでもするよ〜「花田編集長」宛の領収書書こうか、などと。ありがとうございました。いろんな人に会えるのも嬉しいですねぇ。12時半ごろまでみんなで店番。そこで先にリコシェさんに2時間休んでもらうことにした。お財布袋を預かる。その後も、効率よく売れていく。


2時半、同じく参加している牛イチロー&ナベちゃん、三楽書房のアキヒロ、柳瀬くん、濱野奈美子さんと食事に。内澤旬子さんが出店している「やなか珈琲店」をチラリ見て、近くの「まろ」という洋食屋へ。スパゲティを頼む。これがね、焼きそば風スパゲティという感じのジャンクな味でサイコー。いつかまた来たい。その後、打ち上げで「セドロー賞」というものを出さなければならないので、全部まわることに。柳瀬君、濱野さんと歩く。まずは「月夜と眼鏡」さんに。以前、ここの実由樹さん(http://d.hatena.ne.jp/tsukinoyoru/)は以前メールをくれたことがあり、絶対に行かねばと思っていたところ。ステキな民家でした。ここでは写真家の大沼ショージさんの銭湯の写真展が。実由樹さんに挨拶。奥で「みかん水」をご馳走になる。なっ、なんだこれ、スゲーおいしい! いろいろと楽しいお話を聞いて後にする。楽しい時間を本当にありがとうございました。嬉しかったなぁ。あまりに、まったりしすぎて回る気力が無くなっていたのだが(おいおい)気を取り直しで次へ。長くなるので、後は省略。みなさん楽しそうに売られていたのが印象的だった。また、実行委員会でもある、古書ほうろう、往来堂書店、オヨヨ書林にたくさんの人が入っていたのが印象的。これが大事ですよ。よかったよかった。ちなみに今日は一冊も買わず。来た人にいい本買ってもらわないと。ほしいの一杯あったんだけども。


「花歩」に戻る。長い間空けてしまった。川原さん、リコシェさんの協力あってこそ。本当にありがとうございます。よかったよ、この場所で。6時終了。結局、55冊持ってきて53冊売れた。ほぼ完売。約2万円でした。どんどん追加すればまだまだ売れたろうけど(機会損失)もういいですよね。2冊だけバックに入れて持ち帰り。伝票とお金の計算をして、ほうろうに戻る。


うちあげ開始。各賞の授賞式から。で、セドロー賞はブログの「森茉莉街道をゆく」(http://blog.livedoor.jp/chiwami403/)の「森茉莉かい堂 ちわみ」さんに。商品は浅生ハルミン一箱古本市バージョンの色紙(ちわみさんのブログで見られます)。いやぁ、御客さんに積極的にアプローチする姿勢がとても印象的で。商品も安く、それでいてこだわりの品にはきちんと値段をつけるなど、単純に「いいな」と思ったので。実際、売上げ冊数部門では3位でしたもの。その後、畠中さん、岡崎さん、内澤さん、南陀楼さん、谷根千工房の賞の授与がありライブあり。ちょっと長かったかね(笑)。参加者の皆様、本当にお疲れ様でした。


実行委員会の方々の苦労は大変なものだったと思います。表に出せない苦労も絶対にあったのではないかと思います。本当にお疲れ様でした。以前、ほうろうさんに、早稲田の古本祭かなんかの事で「私たちはみんなでイベントなどをする機会がないので少しうらやましいです」と言われたことがあった。でも、こんなステキなイベントが誕生して、今度は僕が言います、うらやましい!


打ち上げ会が解散後、昼食のメンバー+畠中さんで飲み屋へ行くことに。しかし、カートを引く畠中さんがサイコー。生きたマグロを乗せているかのようにカートがフラフラしている。すれちがう人にガンガンぶつけるも、本人は気づかずにズンズン進んでいく。ステキだ。駅前の「和民」に。店内でもマグロカートは大暴れでした。畠中さんは本当に魅力ありますねぇ。人が集まってくるのが良くわかります。仕事も凄いし。でも酔っ払いだけど。3時間ほど爆笑会話をして帰ってきた。凄い疲れたけど、凄い楽しかった。いい日。