晴れた日曜日に本を買いに行こう

昼近くに起きる。よく寝た。今日は御客さんの家に本を買いに行く「宅買い」。2時、立石書店の岡島一郎こと牛イチローが家の前に車で。まぁ、昼飯食うべ、とつい最近できた坦々麺の店「玉丹」へ。浅川書店の横で、前は「戸塚苑」という喫茶店があった場所だ。黒玉坦々麺(880円)を食べる。安くないから、まぁ、なかなかおいしい。でも当分来ないと思う(笑)。


そのまま馬鹿話をしながら西日暮里へ。南陀楼綾繁邸に到着。『本とコンピュータ』(南陀楼さんはここの編集者)終刊のため、事務所整理などで忙しそうだ。部屋に入ると処分する本がすでに積まれていた。出雲の時と同じように、市場に出品して、出来高の数割をいただく方式にする。牛イチローとジャンルに分けて縛る。さすが、というか隙のない本達だ。分けてるだけで面白い。だいたい分け終えて、車に積み込む。その後、なぜかアイスをみんなで食べながら雑談。南陀楼さん、ちょっと疲れ気味のような感じがしましたが大丈夫でしょうか・・・。ありがとうございました。


ついでなので、千駄木ブックオフへ。最近は「ブ」に寄っても自分の本しか買わない。気分的に。目録も入力終わったし。持っていなかった竹中労『決定版 ルポライター事始』(ちくま文庫)と筒井康隆『腹立半分日記』(文春文庫)を各105円で。その後、古書現世に二人で戻り、南陀楼さんの本に封筒をつける。封筒というのは、市場に出品する時につけるもので、書名や冊数を書き入れて本とヒモの間に挟んでおく。この封筒に市場で業者が金額を書いて入札するのだ。書名などを書き入れていく。30分ほどで終わる。なんとなくということで、ブックオフめぐりに行こうということに。たまにはセドリじゃない古本買いもいいものだ。だいたい南陀楼・内澤夫妻に「セドローくん」と名づけしてもらう前はセドリなんて全くしてなかったのよ。


中野の早稲田通り沿いの「ブ」へ。あぁ、探していた別冊宝島の「雑誌狂時代!」を見つけてしまった。巻頭の「この記事がすごかった!」ってのからして笑える。『週刊文春』の「浩宮さまヘアースタイル改造計画」っての大丈夫なのかしらん。『SPY』の「衝撃のカニバリズム」っての怖すぎ。あら、どこかで聞いた「ナチ「ガス室」はなかった」という記事も出ております、『マルコポーロ』の(誰ですか、編集長は)。新潮新書の『朝鮮総連』も買う(いつ読むのか)。各105円。その後、早稲田通りと山手通りの交差点のところにある「おたる寿司」へ。回転寿司。全部一皿100円なのに、結構おいしい。腹いっぱい食う。事情があって、牛イチローの奢り。ゴチっす。


高田馬場の「ブ」へ。新目白通り沿いのほう。おぉ、なんかいい感じの本たちがたくさんある。安くないけど。『ハル・ノートを書いた男』と『権力とは何か』(ともに文春新書)を各105円で。もういいや、今日は。あぁ、明日は月曜日かぁ、めんどいなぁ。


昨日書き忘れたが、堀切直人さんの『浅草』は大正編の後に戦後編が出て、さらに「浅草アンソロジー」が2冊出るそうです。栞文庫から出た『浅草』を入れると全6冊ですか。凄いっす。