さらば、飯島書店旧店舗

朝10時、旧・飯島書店店舗へ行く。今日は建物の明け渡し日。残っている本から、必要なものを倉庫まで移動する。その手伝い。手伝いは自分と、神保町某書店の店員・イトー君。廃棄するものは建物に残していいのだそうだ。運ぶものを指定してもらいどんどん縛る。ある程度たまると、飯島書店二代目の芳樹さんと、イトー君が車で運ぶ。俺は一人で黙々と縛るだけ。せつないのぉ。親父さんとお母様は奥の部屋からいろいろと運びだし。以前は店舗奥が自宅だったので、懐かしい私物がたくさん出てくる。ピアニカなんてものも。ボードゲーム、やたら懐かしいものが。欲しい(市場に出すそうだ)。4時に明け渡しなので急がねば。


昼食は近くのCoCo壱番屋でカレー。イトー君が「10辛」とか頼む。で、食えねーでやんの。「胃が、胃の形がわかるように辛い!」とか叫んでいる。残したのをもったいないので食べるが、辛い! 意味もなく般若心経を唱えてしまうような感じ。帰りたい気分。


ある程度縛り終えて、今度は一緒に倉庫へ。でかい倉庫ではあるが、もう本が満杯。仕事できないじゃん、これ。それでもどんどん積んでいく。また戻って車に積み再度倉庫へ。だいたい3000冊ぐらい運んだか。業者的には「ものすごく多い」という程ではないけど、この倉庫に追加でいれるには多すぎる(笑)。「しばらく開けたくないよ」と言っていた。ていうか整理できるのか、これ・・・。皆さんに見せたいよ!


4時、明け渡しの為、不動産屋、双方の弁護士などが店に。その間に店の冷蔵庫を飯島さんの自宅まで運ぶ。その後、なぜか出てきた巨大な木彫りの熊をイトー君がもらい、バイクの後ろへ縛る。怪しいバイクだ。5時解散。約35年、一時は住んでいた場所でもあり、感慨ぶかいものもあるだろう。来週には取り壊されてしまうという。ビルになるのかな。


帰ってきてシャワーを浴びる。久々に真剣に働いた(笑)。これから打ち合わせと飲み会なので今日はこれにて。明日から8月かぁ。もうしばらく本は見たくないです(じゃあ、どうやって生活するのだ、君は)。