謎の韓流スター ハ・マンビン

昨日は深夜までいろいろやっていたので、遅起き。11時ごろ。親父が荷物を積み終えて自宅近くへ来る。一緒に神保町の古書会館へ。荷物下ろして親父は帰る。他の店の荷下ろしを手伝って全てを地下に下ろす。各場所に分けて下ろし終えると並べ作業開始。ひたすら並べ。今回は、新ネタの値つけと、持って行く本のチョイスを全て親父にまかせたのだが、並べはじめて愕然。俺に言わせれば「売る気持ちゼロ?」みたいな感じ(あとで店に戻って残りを見ると、いいと思えるものが全部残っていた)。いつも「金が無い」とか「もう少し売りたい」とか言ってる割になにひとつ努力をしない。見上げたもんだよ屋根屋のふんどし、でございます。


全員が並べ終わると、注文品の荷わけ作業。個々に入っている注文を注文者ごとに分けていく。来会、送りは宅配便と書籍小包にわける。ある人が「今回の関書店の目録でさぁ、「古川弘子訳」ってのがあったでしょ。あれ、吉川弘文館の誤植だよなぁ」と(関さんが校正しなかったせい)。すると横にいた、いこいさんが「吉川弘文館って名前の人いるんだ」と言う。いるわけねぇだろ! 終了解散。


牛イチローと「キッチンカロリー」でランチ。その後、三省堂を見る。読みたかった久世番子暴れん坊本屋さん』1巻をかかえる。朝日の書評で見て欲しくなったもの。新刊書店でおきる出来事を面白おかしく描く。さらに、買う気はなかったのだが、平積みにあった武寛『我々の業界 右翼は総合アウトローサービス業だ』を買うことに。著者は元右翼団体幹部だとか。すべて実話という。「業務は”早い、確実、高い”がモットーです。つまり依頼された仕事は速く確実に仕上げるが、手数料は高いという意味です」「世直しとか、改革とか、維新運動だとか、天下国家に関わることはただの一つもありません」という文章につられて買う。ステキだ。

暴れん坊本屋さん (1) (ウンポコ・エッセイ・コミックス)

暴れん坊本屋さん (1) (ウンポコ・エッセイ・コミックス)

我々の業界―右翼は総合アウトローサービス業だ

我々の業界―右翼は総合アウトローサービス業だ


裏の出口から出ようとすると、韓流の平積みコーナーに、『四月の雪』のノベルズと、イ・ビョンホンの本の間に濱田君(はまびん)の『脇役本』が! まわりも全て韓流スターの本に囲まれている。すげぇ!と一冊手に取ると、下には『四月の雪』が・・・。誰だよ置いたの! 謎の韓流スター「ハ・マンビン」ブームが来るのかと思ったよ・・・。


東京堂ふくろう店を流し見。文春新書の草森紳一『随筆 本が崩れる』を買おうかと思ってパラパラ(踊ってるわけじゃないからね、長州小力みたいに)。ムムム、見送ることに。なんか、合わなそう(坪内さんが植草甚一に例えていたが、植草甚一もあまり好きではないの、実は・・・)。駅で牛イチローと別れる。明日から新宿展お時間、ありましたら。

〓東京古書会館 新宿古書展〓

▼開催日時
2005年10月24日(月)〜26日(水)10:00AM〜6:00PM(最終日5時終了)
▼会場
神保町・東京古書会館 地下催事場 http://www.kosho.ne.jp/~tokyo/kaikan.htm
▼参加書店
安藤書店、五十嵐書店、いこい書房、古書かんたんむ、古書現世、金峯堂書店、さとし書房、二朗書房、照文堂書店、関書店、立石書店、鶴本書店、ブックスアルト、古本の店せいしん、楽園書林


『関西赤貧古本道』の山本善行さんからメールあり。京都は四条河原町阪急百貨店で古本を売るのだという。関西の方、是非。そして、朗報。まもなく「sumus」のHPで公開している「古本泣き笑い日記」の最新版が書き終わるという。年内には公開するのだろう。楽しみですね。今のうちにバックナンバー読むべし。
http://www.geocities.jp/sumus_livres/yamamotonikki.htm
http://www.geocities.jp/sumus_livres/yamamotonikki2.htm

「古本ソムリエ山本善行の世界ー百貨店に大放出せえる」

今度、阪急百貨店で古本を売ることになりました。自分で買ってきた本なので複雑な気持ちですが、これも古本を広める勤めと思って、また安い本ばかり買ってきた男の罪滅ぼしとこころ定め、大放出することにしました。

会期 2005年11月2日(水)〜11月8日(火)
会場 四条河原町阪急百貨店5階


菊花賞ディープインパクト無敗の三冠馬誕生。京都競馬場には昨年の2倍の人が訪れたとか。馬券の方も馬単1320円はかなりオイシイのでは。