最終日、高田馬場にマオちゃんが舞う!

BIGBOX最終日。なんか、みんな来るの早いよ。集合5分前についたら「遅いよ!」とか怒られるし(笑)。開店前に本を買いたいというお客様。まだ、現金の用意ができていない。「ちょうどありませんか?」と聞いてみるも、要お釣。「開店前でも買えるようにしとけ!」と怒られながら、みんなの小銭を集めてトレーに出す。「これからはちゃんとやっとけよ!」とお客様捨てゼリフ。見送っていると、あれ、お客さん! お釣り忘れてますよ〜。


今日も連続休憩、1番をひいてしまった。九段下であるものを友人に受け渡しに行く(シャブとか違いますよ)。ついでなので神保町まで。あちこちフラフラして、お土産を買って書肆アクセスへ。看板娘の西川さんがいた。岡崎さんの『気まぐれ古書店紀行』、サイン本が1冊だけあるというので、帯の下を見てみる。そしたら、出てきた似顔絵はユリ・ゲラー! 欲しくなっちゃったよ(笑)。作・久住卓也、画・谷口ジロー『散歩もの』(フリースタイル)を購入。この本についての「ふぉっくす舎NEGIのページ」(http://d.hatena.ne.jp/foxsya/20060226)にある書店員とのやりとりは、とてもおかしい。そのまま、〈シャノアール〉へ。読み始める。ほんと、ただの散歩を描いたもの。大事件がおきるでもなく、ただ歩く。そんな中、ほんのちょっとした風景の揺れが、過去の自分と向き合う。道と時間を行き来する「散歩」はとても魅力的なのだ。一軒だけ、絵本専門の古本屋が出てくるだけで、とくに「古本」とは縁のない本だが、この本そのものが、自分は「古本の本」と言っていいような気がする。理解されづらい、毎日のように古本屋をまわる行為がなぜ面白いか、という答えがこの本の中心にあるような気がするからだ。一気に読了、神保町を後にして高田馬場へ戻る。

散歩もの

散歩もの


ここ数日、寝不足なので、レジに座るとどうにも危ない。頬を一人ビシビシたたいたり。レジに座り、高見盛みたいになってる古本屋。危ないやつだ。昼食は〈シェーキーズ〉へ。いつ以来だろ。ピザ食べ放題ね。中学ぐらいの時は、入口前で友人と円陣を組み「食べるぞー、オー!」とかやっていたものだ(バカ男子丸出し)。ポテトの味とか変わらないなぁ。ちょっと食って、一緒に行った飯島さんと共にギブアップ。若くないんだなぁ、もう。この後、一日、ピザの胃もたれ地獄にはまることに・・・。


7時、閉店。長かったなぁ、一週間。どんどん縛り、赤帽運送で運び出し。うちはバンの方で新井書店さんと一緒に運び出し。新井さん、店前で台車に積んで運ぼうとして大量に本を載せたら横転(笑)。結局二度手間に。全員分終わって解散。帰り、歩いていると、前から「浅田マオ」と書いた下に毛沢東が銀盤を舞う姿が書かれたTシャツを着た若者が。マオ違い。ステキだ。


店に帰ってくると、装丁家の多田進さんからFAXが届いていた。本の感想と共に、「近刊」と書いた横に、向井透史著「古書のざわめき」というタイトルの本(版元は古書現世になっている)の装丁図が。なんと多田さんが架空の本の装丁をしてくださっているのだ。もう、見た瞬間に多田進装丁とわかる凄いもの。贅沢すぎる! セド感激です!


明日から普通の日が帰ってくる。とはいえやること山積みです。ご来場いただきました全ての方に感謝いたします。ありがとうございました。