ノラ謀反、「わが敵は本能寺にあり!」

晴れましたな。午前中はメールのやりとり。親父が市場から本を取って帰ってきた。それを先に値段付け。いわゆる「本についての本」だったのだが、読みたかった本が4冊も入っているではないか。ごめんなさい、先に読ませてちょ。欲しい本を抜いて、縛りなおして置いておく。すると、車を置いて戻ってきた親父が、「これ、目録で使えるの入ってるから。あれ? 欲しかった本が抜かれてるな・・・。市場で盗まれたのか? 組合に電話するか?」とあわてている。犯人、あなたの目の前ですから。


午後、中途半端になっていた原稿を一本仕上げてから、古書目録入力作業続き。日本歴史関係の本を。『信長公記』を入力していると、店猫ノラがどこからか現れて、本に頭突きしまくり。なっ、なんなんだ、おまえ。明智光秀でも乗り移ったのか。


閉店まで入力作業。今日は昨日とは違って、お客さんが多かった。週末も期待しちゃうなぁ。入力は、まだまだ続きます。


新潮社のKさんが「考える人」2006年春号を送ってくださった。内澤旬子さんが載ってるやつですよね。Kさん、いつもすみません。特集が「直して使う」で、内澤さんは「本」の担当なのだ。内澤さんの写真、バリバリ昭和テイストじゃないすか。堀江敏幸さんの「日々を取り繕う」を読む。ご自宅の写真を見て、「面白い椅子だなぁ」と思ってキャプションを読んだら「スチール脚の椅子は、オランダのフリゾ・クラマーのデザイン。図録で楽しむつもりがブリュッセルの古本屋の早合点で、実物を購入することに」とある。図録が実物に! 古本屋さん、早合点すぎですよ!(買う堀江さんも凄いが)長崎訓子さんのイラスト・ルポ「寒い奄美へようこそ。」を見て、クスクス笑う。「寝る前本」にしよう。
http://book.shinchosha.co.jp/kangaeruhito/