四十七

店には親父に行ってもらい、自宅で古書目録の原稿をプリントアウト。そのまま印刷屋さんへ行き、入稿。社長のGさんに、いつも担当していただいていたSさんが明日で退社と告げられる。Sさんを呼んでもらって挨拶する。いいかげんな指定なんかが多いから、いつも苦労をかけてしまった。古本祭のカタログ『古本共和国』だって、Sさんに随分頼って作っていたのだ。理由なんかは聞かない。心から感謝をしている。


いったん店へ行き、台車を持って自宅へ。文庫を10縛りほど店まで運ぶ。その後、午前中は、現在製作中の「新宿支部報」の編集後記を書いたり、単行本の原稿を直したり。


昼食後、ちょっと調べごとがあって、あちこちの店へ回って取材。途中で青空古本祭の今後の日程調整などをしながら。事前に貸し出すお金がまもなく銀行から出るので、バタバタしているそうだ(売り上げ金から返金)。店に戻って文庫の値つけ作業。150冊ほど値つけして、全部店内の棚に入れる。久々にみっちり埋まった。岩波、河出、中公、講談社文芸を中心にあれこれ。その後、廉価本のコーナーを入れ替え。30冊ほど。で、閉店。


7時すぎに、ブックスアルトさんのそばの飲み屋〈かわうち〉へ。新宿展も会長や会計が任期終了なので、お疲れ様飲み会。今日はお休みの人間、神保町から組が集まって飲む。立石書店牛イチローによると、いこいさんが、伝票に『赤目四十八瀧心中未遂』と書くところ、なぜかひとつ数が減って『赤目四十七瀧心中未遂』と書いてあったそうだ。それ、「赤目」じゃなくて「赤穂」だよ! 9時すぎまで飲む。


牛イチローと早稲田「ブ」へ。数冊購入。駅で別れる。さぁ、明日は新宿展の最終日。5時までです。