中年茶髪オヤジ店員と「夏を待ちきれなくて」

11時に早稲田駅そばの〈あゆみブックス〉へ。未来社の天野さんと待ち合わせて、二階の〈シャノアール〉へ。いつものキウイジュースを頼む。青空古本祭の時にはよく来るのだが、ほとんどの古本屋がキウイジュースを頼むために「キウイジュース5つ」とか気持ち悪い注文になるのだ。なぜだ。ゲラ戻しと、その他のデータが入ったフロッピーを渡す。雑談して12時前に別れる。


今日も入力作業だけ。本が足りないねぇ。すごい雨が降ってきた。お盆休みに入って、御客さんも少ないし、全てが止まっているようだ。昼食に自宅へ戻る。なんだかみんなが京都の古本市に行っているような錯覚におちいったり、町内会の掲示板に貼ってある「ラジオ体操 6時半より」という文字を見てなぜか不安に思ったり、なんでもないことにあせったりする。何もおきてないのに。


閉店後、柳瀬徹君が誘ってくれた某所の飲み会に合流。内澤旬子さん、『汁かけめし快食学』のエンテツこと遠藤哲夫さんがすでに飲んでいる。というか柳瀬君の仕事に関する打ち合わせだったそうだ。お二人とは、ひさびさに会う。席につくと内澤さんが「食肉」「猟奇殺人」という言葉を発していた(なんの話なんだ!)。この店はエンテツさん推薦の安くてまずい(「うまい」にあらず)居酒屋ということ(詳しくは遠藤さんのブログで)。店員の無愛想ったら最高。でも、全く不快じゃない。一般的じゃないかもしれんけども「ステキ界」では、サービスが良ければ善ということは無いのである(しかも大繁盛してた)。店内にぶらさがる風鈴の短冊には手書きで「夏を待ちきれなくて」とあった(誰が書いたんだ、誰が)。


途中から書肆アクセス畠中さんが来る。30分ほど迷ったそうだ。「私、この街に詳しくなったわ、絶対」。なってそうもないですよ! その後、遠藤さん=酔っ払う、内澤さん=眠くなる、畠中さん=酔わなくてもステキすぎ、という状態になり、解散。遠藤さんなんか帰り、柳瀬君に「じゃあ、仕事の話はまたご連絡します」と言われて「なに? 仕事? あぁ、そういやそんな話をした記憶もあったような無いような」とか言ってるし・・・。駅前で解散。自分はちょっとお散歩。あぁ、周りは、頭の薄くなったおじさまと腕を組むキャバクラのお姉さまでいっぱいだぁ。


お知らせふたつ。

発売中の雑誌「猫びより」(日本出版社)9月号に、店猫のノラが掲載されています。猫本のある店として興居島屋さんも掲載。特集も「猫の絵本」です。

8月14日(月)〜16日(水)まで、午後6時閉店とさせていただきます。