ヘビ娘VS往来座

酒が残った・・・。ぐたーっとしながら店番。目録入力、やる気おきず。昼食まで細かい値つけ作業のみ。午後、ようやく目録入力開始。もう、半分は過ぎているのだが。


閉店後、新宿へ自転車で。人と会って30分ほど話す。話が終わって新宿ふらふら。紀伊国屋に入り、一階を一周して帰ろうとしたらある本が目に留まる。出たんだ、坪内さんの『酒日誌』(マガジンハウス)。装丁は『早稲田古本屋街』でお世話になった多田進さん。対で出る『本日記』(本の雑誌社)はまだ無かった。「週刊朝日」と共に購入。


その後、中村屋の前を通り、往来座http://ouraiza.exblog.jp/)の皆様へこの間のお礼にとカレーパンを購入。そのまま早稲田を通り過ぎ池袋へ。すると、都電が下を通る目白通りの上に巨大クラゲがたくさん。ドンドコ太鼓が鳴り響く。あっ、そうだった! この間、往来座の瀬戸さんに聞いていて「行くよ」とか言っていたんだった(すみません・・・)。これは雑司が谷のビッグイベントである「御会式」なのであります。ていうか近いのに自分も知らなかったよ、これ。詳しくはHPで見てくださいな(http://www.bunny.co.jp/oetop.html)。明治通りは大混雑。万灯というのですか、大きなクラゲ物体がどんどこ歩いてくる。音もすごい。天理教の太鼓みたいなの叩いて。でも、あれですね。今の祭りを支えているのは「ヤンキー」の皆様ですね・・・。昔もか(笑)。ようやく到着。すると大学生バイトのコミネくんが一人。「大変ですよ〜」と。瀬戸さんから来たら電話してもらうようにと言付けがあったとのこと。電話して居場所を教えてもらう。コミネくんに「カレーパン食べてがんばれ」と言い残し会場のお堂へ。


夜店が並ぶ会場の裏手に簡単な飲み場所ができており、そこにみんながいる。瀬戸さんに、まこちさん。お客様だというマルチンさん(美男子)。缶チューハイをいただく。夜店を歩く家族や、危険そうな人たち。後ろには万灯がユッサユッサ。あぁ、幸せだなぁ。来てよかったなぁ。こんな近くに、天国があったのであります。後から往来座の女子大生バイトのなつきちゃん、女子大生Iさんが合流。Iさんは19歳だって・・・。瀬戸さんが「じゅ、じゅ〜きゅ〜さいっ? じゅ〜きゅ〜さいっ?」と目を丸くしているのが最高。そしてまた、「どですかでん」のホームレス親子の物まねも披露(ステキだ)。ずっと飲んで、ラストに「いよいよ最終回」とアナウンスされている見世物小屋が出ている。みんなで行こうということに。


いやぁ、場末感がばつぐんですね。温泉街のような雰囲気。で、場末的セクシー衣装のお姉さまによるマジックショーから。箱(ラスベガスから到着したという・笑)の中のお姉さまが入れ替わったりとか。客席の子どもはどう見ているのだろうか・・・。そして本命の「ヘビ娘」(オセロの松嶋似)登場。ヘビを生で食べるのだという。お客さんにヘビを触らせてから、アタマをガブッ! きゃあ。その後、胴体をムシャムシャ。終了。笑った。


帰ろうとすると、一人の男性がヘビ娘の前へ行き「サインください」とか言っている。えっ?と思ったら、せっ、瀬戸さんじゃないか! しかも色紙持参してるよ! 「前にももらったんですよぉ」と言うとアナウンスの男性が「あれっ? もしかして古本屋さんの人?」。憶えられてるのかよ! サインもすごくて「ヘビうまい ヘビ娘小雪」とか書いてあるし。俺的にはヘビ食べる瞬間より瀬戸さんが色紙出す瞬間のほうが衝撃的だったよ! まこちさんがおひねりまで・・・。


ぶらぶら歩いて帰ってくる。なつきちゃんに「旅猫雑貨店」(http://www.tabineko.jp/)の位置を教えてもらい、その前で解散。夢のような一夜でした。