第5回外市初日、夜は焼き芋屋のオヤジ

8時半に往来座到着。まだ静かな周辺。すでに瀬戸さんが外市で使わない什器類をビルの裏にしまっている最中。すぐに立石・岡島さんも来る。まずはすでに昨日並べ終えているタイヤ付の棚たちを外へ。その後、昨日組み立てたラック棚やダンボールに入ったままの本などを外へ。タイヤがないから設置してからじゃないと並べられないのです。今回、コンビニがある側(往来座の側面)と帳場スペースの区切りを変えた。今までは普段から使っている均一文庫のタイヤ付大棚を裏返しにしただけの仕切りだったのだが、空間がもったいないのでラック棚をひとつ増やして、それを仕切りにした。少しボリュームアップ。そこはハルミンさんが使うことに。隣にはすっかりおなじみとなったホンドラ付の木箱「ホンドラベース」が。艦長はもちろん今回も荻原魚雷さんだ。


9時半ごろになると、参加者が集まりだす。各自本を設置、来られない参加者の分などの並べも手伝ってもらう。恒例のガラクタ販売「上り屋敷」さんが到着。みんな気になって見に行く。前回、話題になった「ただの切り株」(しかも売れた)みたいなのがないというと「あまり言われるから持ってこなかったわよ。フフフ」と奥様。でもステキ。旅猫雑貨店の金子さんが来ない・・・と思ったら車で到着。わめぞ絵姫・武藤さんがお待ちかね。金子さんが古着をかけるキャスターを持ってくることになっていたからだ。すぐに女性陣が古着をセット。金子さんが別名で出すレコードも並べる。1枚100円。安すぎ。15分前ぐらいに完了。お客さんも集まりだす。11時開始。開始した直後にインチキ手廻しオルガンミュージシャンのオグラさんが到着。トランクをカパッと開いてすぐに開店。豆太郎という人形がお店番(ちょっと怖い)。たまに値段を確認されたりしてるし。子どもが持っていっちゃいそうになるし。


午後になると若い人が集まりだす。売れる本も変わってくる。古着、けっこう売れるんだねぇ・・・。上り屋敷さんも好調です。自分はその場所にいなかったのだが、ふぉっくす舎のNEGIさんが店番をしている時に「鍵の束」を差し出されて、拾いものを届けてくれたのかと思ったら、上り屋敷さんの出品物だったという「事件」が。


今回、追加を取りに行かなくていいように多めに本を持ってきたのだが、予想以上に売り上げがあって3時ぐらいで追加が無くなってしまった。自転車で店に戻り急遽3本追加。カゴに無理やり乗せてソロリソロリと往来座へ戻る。ゲストの吉祥寺軍団の棚も追加。藤井書店、売れている。一般のお客さんだけになったので、一瞬で露骨にセドられそうだからと隠しておいた藤井書店の本を追加。すぐに売れる。だって平野威馬雄とかフォアレディースとかが400円とかなんだもん。


包丁研ぎの刃研ぎ堂・研ぎ猫さんが、包丁研いでる横に「闇猫雑貨店」を開店中。コップやせともの、ライターとか凄い品揃え。参加者を呼びつけては「なんでも持ってって!」とふるまっている。自分も「パン切り包丁」と本の形をしたライターをもらう。おもしろライター、みんなもらって喜んでいた。といいつつかなり売れたらしい。研ぎ猫トーク、凄いですからね。おもしろいなぁ。


さすがに6時を過ぎたあたりからお客さんの数は減り気味。参加者もみんなガラクタとか雑貨とか買って遊びだしたり。退屈男君も仕事を終えてやってきた。岡島さんや、往来座・のむみち嬢、ハルミンさんなどの計算チームが隣のミニストップ内飲食コーナーでコーヒー片手に売り上げ計算作業。「かなりいいよ」の声。8時閉店。動かないラック棚の本をダンボール詰めして店内へ片付ける。最後に終礼をして解散。おい、もう前回の2日分の売り上げ超えている。すごい。


10人ぐらいで西口の中華料理店〈蘭蘭〉へ。ここはホントおいしい。何でもおいしい。黒酢酢豚はサイコー。毎度ながら武藤さんが酔っぱらって、人のコイバナをほじくるほじくる。ニット帽をかぶり肩肘ついて飲んだくれる武藤さんを見たリコシェの阿部ちゃんが「なんか武藤さんって焼き芋屋のオヤジみたいー」と(女性なのに・・・)。座布団一枚。ムトさん「うるせーっ!」。楽しい一日目の夜は更けていきました。