土曜日の夜は独りで

目録製作終盤。今日はなんだかお客さんが多かった。売り上げもよし。毎日とは言わないけども、毎週末だけでもこれぐらい売れてくれないだろうか。目録、効率を考えると、なんとなく1000円以上の本ばかりになるのであるが、それこそなんとなく今回から7〜800円ぐらいの本をたくさん掲載することにした。


閉店後、土曜日だし気分転換したいなぁと思うも、友達は毎日枕元にいる1月の外市でピーヒャラ踊っていた「ダンシング獅子舞DX」しかいないので、ひとり寂しくおでかけすることに。さらに寂しいことに、外市で参加者のY&Nさんから噂を聞いた西川口ブックオフを見に行くことに。図書館で借りた『古本屋開業入門』を読みながら。感覚が古すぎるよ、これ。こういう本を今、前著の時からガラリ環境が変わっている、うさぎ書林さんが書けばいいのができると思うなぁ。


到着。むむむ、いいのがある。文庫、他店でみかけないようなものが多い。自分用も含め30冊も買ってしまった。そういえば高校の時に西川口に友人が多かったのだがみんなどうしてるだろう。帰りは105円棚で見つけた山崎ナオコーラ『指先からソーダ』を。「それにしても、いまだにリアリティって、何なのかわからない。」「『他人と共通の認識を持てる部分だけを「リアル」と定義したくない』という考えは、高校生だった頃から、ずっと変わりません。』が目に付く。ちょっとナオコーラさんのこの文章とは関係ないのだが、なんだか自分は活字で「リアル」という言葉を見ると嫌な気分になることが多い。見たり、聞いたり、読んだりして「リアル」を感じるって、すげー難しいというか、その程度で「リアル」なのかよ、と思うことが多いからだろうか。深い言葉のわりに、やたら軽い響きで使われている。そもそもフィクションから受け取る「リアル」という感情ってなんなのか。難しいことを考えると寝込むので、まずは九九の七の段をスラスラいえるようにがんばります(おいおい)。


残業中。