わめぞ人大賞 2008

みそかです。今年はもう、お世話になった方々が多すぎてどこに向かってお礼を言えばいいのやら。そして、いつも「古本屋とは思えないくだらないことしか書いていないブログ」を読んでくださった皆様にも感謝いたします。自覚はあるんだけども、どうにもならず・・・。2009年には・・・変わりません、そのままです。よろしくお願いいたします。お店は1月5日から営業します。その週末、10〜11日は外市です。


本日もシャッター閉まった店内でひたすら本の整理。お売りいただいた本、すべてをダンボールから出して、もうめちゃくちゃ。いや、ありがたいです。正月もちょっと作業しよう。


今年はもう、「わめぞ」一色でした。恒例の外市はもちろん、4月と10月に月の湯古本まつりを、11月には鬼子母神通り みちくさ市」を開始。みんなで突っ走りました。来年は、今年蒔いた種を大事に育てます。年明けの早いうちに、第1回となる「みちくさ市」の開催概要を発表予定です。
 先日、gooランキングの「わからない最近の略語ランキング」で、「わめぞ」が1位になってブログアクセスが一日で2万近くになったことがありました。でも、おかしいじゃないすか。一般に浸透している言葉じゃないんだから。また、yahoo!辞書にも「わめぞ散策」というキーワードが登録され、「早稲田、目白、雑司ヶ谷に暮らす30代の古書店主や編集者、イラストレーターなど本にまつわる仕事をしている人たちが自分たちのグループ名として造語したのが始まりといわれている。」なんて説明されてるのだけど、「わめぞ」を日常的に使う人なんて今の時点ではいないでしょう。そもそも、グループ名として使ったのであって、このまったく統合性のないエリアを「日常的に」ひとくくりにするのはおかしいですよ(やれなくはないが、それには「技」がないと)。「本」というキーワードで地域を結ぶ、という、これもまぁ後付け的に考えたことであって。だから「一般的な区画でなく、キーワードごとにいろんなスタイルの土地の区切り方があっていい」ということを提案、というならわかるのだけれど。まぁ、変に浮かれず、来年も地道にやっていくということです。まぁ、時に「派手」も必要だとは思っていますが。


唐突ですが、最後に、向井独断の「わめぞ人大賞」を。わめぞ周辺で一番目立った活躍をした人に贈られる賞です。金子さんとか瀬戸君とかは「永久」になってしまうからなしね。権威もなにもないですが。第1回目の受賞者は・・・(デケデケデケデケデケ、ジャン!)


わめぞ人MVP 2008
Pippoに決定!!

ブログ http://blog.livedoor.jp/pipponpippon/


Pippo(以下「P」)は、7月の外市前に突然現れたんですよね。自分の作った「古本J君のものがたり」って歌を古本屋でかけてもらいたくてあちこち回ったんだけど冷たくあしらわれて(笑)往来座にたどりついたのです。そこで外市の話聞いて突然の参加表明。その時に名乗ったのが「文系ファンタジックシンガー」。普通そんなうさんくさい人とかかわりたくないだろ(笑)。真相としては、断り下手の瀬戸君が断れなかったということだ、たぶん(笑)。それでも初参加でいい売上を記録、また、次から次へと変なゲームやグッズ考えて、いつのまにか人気者になっていました。また、東京以外のイベントにも積極的に参加していつのまにか大きな存在に。ほんとうらやましい行動力です。来年につながる話もずいぶんとあるようです。
 武藤さんの名言があって「「わめぞ」の人たちって、他人に興味がない」というのが。なんというか、拾ってくれないんですよね。「あれやりたい」「これやりたい」というのはどんなくだらない内容であれ、検討はしてもらえる。ボロクソに言われるにせよ。有名無名、年齢や経験などまったく考慮なし。自分で主張しないと、どんどん居場所がなくなる感じなのです。全然優しくない(笑)。だから、ただ楽しそうという理由で来たらぜんぜん楽しめない。そういう中でいつのまにか完全に中心にいるPはすごいです。全員、ねじふせられました。今はもう、「どうやったらPの世界観が際立つか」ということを他人に考えさせてるしね。
 来年も、わけわからない「Pワールド」、楽しみにしてます(笑)


それではこのへんで。皆様、良いお年を!!