まもなく青空(曇りか雨が多そうだけど・・・)

11時すぎに穴八幡宮境内へ。イベント什器レンタルの会社が到着。ワゴンと机を下ろしてもらう。とりあえず一軒分の寸法を測ってみる。ワゴンは2列で並ぶのだが、真ん中をドカンとあけることに。これは会場奥にあたる場所に毎朝工事用具の運び込みがあるので、トラックが入れるようにしないといけないため。今日は陳列しないことに。天気しだいだが、明日一気にやることに。明日は天気との勝負もあるわ、会場設営に本の陳列に電気設備の設営もあるし(ワゴンなので陳列後にやるのです)気合いれなければ。


もうはじまるというのに、どこか現実感がないというか、まだ一度もやったことがない会場設営ということもあるし、かつてここまでコストカットしたこともないし、なんにも影響受けてないのに「いやぁ、政権交代して大変ですよぉ」みたいな感じで(笑)。天気予報も微妙なんだけど、正直なところ、今回の開催というのは、普段経費高いというけど、全体的に考えて本当にコストカットが正しいのか、どのような形で今後維持するのかしないのか、実際にやってみて実感して、来年度以降へ向けての開催という感じです。とりあえず最終日までやって着地できれば結果はどうあれひとつの答えが出るという。来年も必ずやる、なんて言えないですからね、今の状況では。早稲田というのは、いい意味でも悪い意味でも「村組織」だったので、あまり人不足ということは今までなかったのですが、こういう形で参加しない人が増え、これぐらい設営経費がかかるイベントだと、いかんともしがたいといいますか。


ただ、ツイッターでも書いたのですが、店主の高齢化で、”古本街”といえる町並みはもう数年維持できるかどうかだと思うんですよ。代替わりしているか、二代目がいるというお店を数えると、残るのは15軒ぐらいですか。もうその先の早稲田の古本屋のあり方を考える時期に来ている。なにを無くし、なにをどう残すか。変化していく時期だからこそ、もうちょっと、ふんばらなければいけないと思います。


ほんと昔から自分のブログを読んでいる人しか知らないと思いますが、このブログをはじめた理由は、節目となる20回目の青空古本祭を成功させるために、今までと違う層の方にも来てもらいたいなぁということで始めたのでした。まぁそれは本当にいい結果が出たわけですが、その後、いろいろとありまして自分の限界を感じ、次の展開も見つからないまま、なんとなくBIGBOXが終わるという話もチラホラしていた時期に、はじまったのが「わめぞ」なのです。たまに言われますが、自分は「早稲田古本街」を捨てて「わめぞ」に乗り換えたわけじゃないんですよ。それだったら立石書店を早稲田に来ない?なんて誘わないし、青空もやってないと思います。これはいずれキッチリ書こうと思っていますが、「古本街」という形が崩れた時に、小さくなってからなにかをはじめるというのは、不可能に近い。貧困問題と同じですよ。なのでその前に「わめぞ」という軸があれば、そこからなんとなく始められる土台があるというのはだいぶ違うんです。「わめぞ」にはいろんなかかわり方があっていいとは思いますが、自分とか岡島さんとしてはその先、いつになるかわからないけど、その土台を使って本職による新たな古書会館的なものを作る、というぐらいの気持ちがあります。神保町的じゃない、小さな普通のオシャレじゃない古本屋がなんとなく、あまりガチガチに真面目にならず(笑)やっていけるシステムというには大袈裟だけどそういうものができたらいいなって。だからどっちもがんばるという、最終的には結構どうでもいい話で終わりますが(笑)。


要はですね、雨じゃないときにふらっと来ていただければありがたいです。早く最終日の夜の酒が飲みたいですよ。「着地する」それが目標。よろしくお願い申し上げます。

"読書の秋"はワセダから・・・
第24回 早稲田青空古本祭


毎年恒例の穴八幡宮境内・早稲田青空古本祭が今年も開催されます。今年は正面参道が工事中ということもあり、本殿、立石書店側からの入場口のみとなります。使用スペースも少なくなるので、今年はワゴンセールとして開催します。ワゴン約90台を並べます。


テント使用できず、雨天中止です。ただし止んだ場合の再開ありです。14軒参加(台は15軒分)です。どうぞよろしくお願いいたします。


■日時
2009年10月1日(木)〜6日(火)
10:00〜19:00(最終日17:00まで)
雨天中止(再開あり)


■会場
八幡宮境内(早稲田大学文学部前)

東京メトロ東西線 早稲田駅 徒歩1分
JR高田馬場駅 徒歩20分 駅前から学バス「早稲田大学正門前」行き
乗車、「馬場下町」下車 会場前。


■参加店
平野書店、三楽書房、鶴本書店、渥美書房、金峯堂書店、照文堂書店、虹書店、立石書店、ブックスアルト、いこい書房、浅川書店、古書現世、岡島書店、メープルブックス


■主催 早稲田古書店街連合会