最近のことあれこれ&みちくさ市で「HB」先行販売!

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「HB」Vol.6 みちくさ市で先行発売決定!


橋本君編集のリトルマガジン「HB」最新6号が25日に発売になるわけですが、ななな、なんと、23日(月・祝日)に開催される第4回鬼子母神通りみちくさ市の会場で先行発売されることが決定! 橋本君自ら販売します。場所は、鬼子母神通りの目白通り側(早稲田に近い方)の「あしあと動物病院」です。

「HB」Vol.6 特集・2009年、東京 の詳細は下記サイトにて
http://hb-books.com/


なんだか振り返っている時間がないというか、しばらく告知しかできませんでした。それでも、とりあえず最近の出来事からあれこれ思い出して箇条書きを。


11月7〜8日は古書往来座外市。早いもので今年最後の開催。いろいろと目玉があったのだが、終わってみればやはり「わめぞの若手対決」王子・薄田君VS”正式の証明”u-sen君の売上対決だったろう。これは前回の外市のあと、武藤がテキトーに「やれやれ」と発言して決まってしまったもの。王子は将来的に独立して古本屋をやりたいと思っている人である。あまりやりたくないだろう、こういうものは。普通なら「やらない」もしくは「適当にやって本気じゃないと誤魔化す」というのが多いんじゃないか。しかも相手は”ミスター自意識”のu-senである。負けたらブログとかに何書かれるかわからない。王子のほうにしかリスクがないのに、あきらかにu-senは本気でくるのである。「でも冗談でしょ?」と思うかもしれないけど、わめぞは残酷なところで、いつまでも言われるんだよな間違いなく(笑)
 片やu-senは変な上昇志向が強い。自分の実力の数倍の目標をいつもかかげている。空気も読めないし、いつも判断が間違っている。でも、めちゃくちゃ面白い。あきらかにいまどきの若者じゃないのだ、すべてが。何はともあれ「動こう」としている人間がつまらないわけないのだ。「堂々とダメ」というのが自分はとても好きなのである。


始まる前からお互いにtwitterで出品目録をUPする大激戦。会場では隣同士に棚を設置。うん、どっちもすごくいい棚になっている。結果を先に言ってしまうと、王子が僅差で勝った。初日終了時点ではかなりの差がついていたのだが、2日目のu-senの追い上げがすさまじく、王子が2日目にも1万円を超える商品を売ったのにそれでもせまったのは凄かった。負けられない戦いに全力で挑んで勝った王子は凄いと思う。売上勝負、という枠だけではなくて、王子は何かを背負って結果を出せる、そういう人間なのだ、という説得力がきっちりと刻まれただろう。u-senも男を上げたよな。二人ともこういうものに対して全力で挑めたのがすばらしいと思った。真剣になるのが恰好悪く見える時代だからね。負けたu-senも本当に贅沢な体験をしたと思う。全力で挑んで負ける。それは本当に贅沢な得難い経験だからだ。打ち上げで発表されて、勝負がついて二人は暖かい拍手に包まれた。みんなが自分の酒に意識を戻した後、遠くから見ていたら、二人は笑顔でカツンとコップを鳴らして祝杯をあげていた。本当に、よかったな。

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11月13日は、わめぞの生誕祭飲み会があった。一番最初に武藤良子の呼びかけで「わめぞ民」が集まったのが2006年の11月9日。場所は池袋の中華料理屋「蘭蘭」。結成以来、毎年この日前後に、あの日いた初期メンバー、後から入った「わめぞエリア」に住む本メンバーが加わり飲む。いつもなかなかイベントなどに来られない目白組、ポポタムさんや貝の小鳥さんが来られる日に合わせて今日になったのだ。「buku」の北條さんや藤井書店のリボー君も今日は出席。自分と岡島さん、それから独立を控えた丸三文庫の羊三君はBIGBOXの古本市が終わってから出席。毎年そうなのだが、全員来るのがバラバラで、ずっと「じゃ乾杯〜!」が続くという(笑)。ひたすらくだらない話が続く。


そもそも最初のあの日、往来座の瀬戸君が「僕、知らない人ばかりの飲み会怖いんですよー、しかも女性ばかりみたいだしー、一緒に行きましょうよー」と自分を誘わなかったら、今みたいな展開はなかっただろう。しかもひどかったしなー最初の会。「わ」と「め」と「ぞ」がつく食べ物を考えて作ろうとかどうでもいいことばかり(笑)。あの時にあの場所にいて、「これはなにかいい展開があるかも」と思った人間はいないだろう。あの日、この3年後の風景を思い描けた人間がいるわけがないのだ。ひとつひとついろんなことを積み重ねていきながらも、この飲み会のくだらない風景はまったく変わっていないという現実。なによりもそれがうれしい。4年目に突入する「わめぞ」を今後ともよろしくお願いいたします。みちくさ市、もうすぐ!!

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本日、あちこちにメール。1月の外市(1月16〜17日)のゲストは蟲文庫さん。今年の1月開催に続いてまた上京してくれるそうです。ひゃっほー! せっかくなので、蟲文庫さんのトークを企画中です。1月17日(日)を予定。12月には発表します。その後、わめぞの取材一件。来月発売の月刊誌で本屋特集とのこと。