外市、20回目の開催です!


5月1〜2日に開催する古書往来座外市。2007年2月から始まって、いよいよ今回20回目を迎えます。今思えば”あっさり風味”だった第1回から、いい感じにごちゃごちゃしている現在まで、たくさんのお客様、それだけでなく全国各地の古本屋さんにゲストとして参加いただき、ここまで来ることができました。これからも、道行く人が気軽に立ち寄れる、敷居の低い、何が行われているかわからない通行人と、古本好き、両方の方が楽しめるイベントを目指していきます。しばらく来ていないという方もぜひご来場くださいませ。どうぞよろしくお願い申し上げます。


外市が始まる少し前に自分が書いた「外市宣言」。こちらは後に少し書きなおした改訂版です。外市だけじゃなくて、わめぞの方向性もまったくわからなかったころですからねぇ。思えば遠くへ来たもんだと思います。
外市宣言 改訂版」 http://d.hatena.ne.jp/sedoro/20070705


こちらは第1回外市のレポート。このころは週一回更新の「週刊現世」だったんだな(笑)。立石書店・岡島さんの呼び名も「牛イチロー」だし(南陀楼さんが命名して一時使っていた)。
http://d.hatena.ne.jp/sedoro/20070225


古書往来座の瀬戸君が振り返る、創作什器に見る私的外市史。必見!!
http://ouraiza.exblog.jp/13553128/


外市の歴史


外市史1】第1回の開催は07年2月24日の1日開催でした。ゲストは仙台の bookcafe火星の庭さん。この時の繋がりから後に仙台遠征が生まれます。今から比べると少しあっさりした量でした。爆発的ではなかったのですが予想以上に売れ、継続する希望が持てました。


外市史2】「日曜じゃなかったから行けなかった」との意見があり、では幻の2日目を開催しましょうと3月11日に「外市のしずく」として日曜開催。火星の庭さんが半額セールをしたところ本開催より売上増という結果に。この日の結果が良かったので、今後は2日間開催にすることに。


外市史3】2007年5月5〜6日第2回開催。ゲストは元阿佐ヶ谷で、現神保町の女性店主・石田書房さん。お客さんも1回目と比べ随分増えた。2日間開催にして片付け作業に時間がかかった。今みたいに30分ぐらいで片付くようになるとは思わなかった。2日目の6日には、目白・上り屋敷会館にて映像作家・河内紀さんを迎えて作品鑑賞&トークショー「WAMEZO TV」を開催した。


外市史4】2007年7月7〜8日第3回開催。ゲストは現在では本当に古本屋(善行堂)になってしまった『関西赤貧古本道』などの著書を持つ山本善行さん。シブめの文学書をたくさん放出してくださり大人気。2日目には目白・上り屋敷会館にて『古本暮らし』刊行記念として、三重県生まれの荻原魚雷さん、浅生ハルミンさんのワメトークvol.3「三重県人」も。とんでもない話だらけでした・・・。


外市史5】2007年9月1〜2日第4回開催。ゲストは西荻窪の2店舗、音羽館と、にわとり文庫にわとり文庫はこの後、少量で定期参戦へ(現在は参加していない)。この回から土曜日にかたよりがちだったお客様が、日曜日も増えてきた。つまり一般のお客様が増えてきたのだった。


外市史6】2007年11月3〜4日第5回開催。ゲストは吉祥寺の3店舗、藤井書店、百年、バサラブックス。初日に今までの2日分の売り上げを記録。ここからこの売上が安定する。藤井書店はここから毎回参戦へ。日曜に『東京の暴れん坊』の刊行記念トークショー、ワメトークvol.3「うるさい奴らは皆殺し!」内澤旬子×塩山芳明トーク開催。大盛況でした。


外市史7】2008年1月5〜6日第6回古書往来座外市開催。ゲストは藤沢の聖智文庫さんと、海月書林さん。この外市より往来座が「外市」への出品を止め店内に専念。わめぞ・武藤良子外市恒例となる売り上げタイマン対決がスタート。なんとバサラブックスを撃破。罰ゲームとして当時のバサラブックス社長・福井さんに自分のアトリエの掃除をさせることに。


外市史8】2008年3月1〜2日第7回古書往来座外市開催。ゲストは店舗なしの九蓬書店と早稲田・三楽書房。1周年を迎えることができた。武藤良子の対決シリーズ2戦目。常連参加者の、ふぉっくす舎さんと荻原魚雷さんと対決。なんと圧勝に終わる。罰ゲームとして魚雷さん、コクテイルで1万円近くおごらされることに。


外市史9】2008年5月3〜4日第8回古書往来座外市開催。ゲストは神戸の口笛文庫さん。初日は、不忍ブックストリート一箱古本市」2日目と同時開催に。現在、雑司が谷在住の”王子”こと薄田君(往来座立石書店で独立目指してバイト中)が荻原魚雷さんの刺客として初参加。武藤良子、ついに売上対決で破れる。


外市史10】2008年7月5〜6日第9回古書往来座外市開催。ゲストは、うさぎ書林さん。梅雨時だが両日晴れ。現在レギュラーメンバーの、元思潮社の編集者で、現在古本屋でも働く文系ファンタジックシンガー・Pippo初参加。もう10年ぐらい一緒な気がするが、こんなに跡からの合流なのでした。往来座に偶然CDの営業に来てそのまま参加決めたのでした。


外市史11】2008年9月6〜7日第10回古書往来座外市開催。ゲストは現在隔開催ゲストになっているBOOKONN(オンライン)。第10回古書往来座外市開催。ゲストはBOOKONN。わめぞ文庫001・武藤良子著『大阪京都死闘篇 関西旅行記 完全版』が発売に。002は出るのか出ないのか、だれも知らない・・・。


外市史12】2008年11月1〜2日第11回古書往来座外市開催。ゲストはなんと無し!なのだが、現在、紙ものや文房具で外市でも大人気の高円寺・ハチマクラさん初参加。道行く人の足を止めまくり。日曜日は温かくなり、初日を超える人出があった。ハチマクラ、レギュラー参戦に。


外市史13】2009年1月10〜11日第12回古書往来座外市開催。ゲストは岡山県倉敷の蟲文庫さん。極寒だったのだが、予想と違い大盛況に終わる。特に2日目の日曜日は蟲文庫さんの上京効果で大賑わいだった。蟲文庫さん、1月ゲストの定番に。


外市史14】2009年3月7〜8日第13回古書往来座外市開催。ゲストは2回目の登場となる山本善行さん(現・京都の善行堂店主)。2周年記念開催とあって、初日はひさしぶりに大きく売上UPとなった。


外市史15】2009年5月30〜31日第14回古書往来座外市開催。ゲストは6月に、わめぞが出張する仙台より「Book ! Book ! Sendai」の皆さん。はじめての両日共に雨模様。それでも売上の激減がなく、あらためてお客様のありがたさを知る開催に


外市史16】2009年7月4〜5日第15回古書往来座外市開催。ゲストは定期ゲストのオンライン書店、BOOKONN。毎年7月開催には、七夕とあって笹の葉を会場に置くのだが、わめぞメンバーの短冊がひどすぎると評判に。


外市史17】2009年9月5〜6日第16回古書往来座外市開催。ゲストは中野新橋の二店舗、映画『私は猫ストーカー』の舞台として使われた古書猫額洞さんと伊呂波文庫さん。


外市史18】2009年11月7〜8日第17回古書往来座外市開催。ゲストは定期ゲストBOOKONN。ライター荻原魚雷さんの大量蔵書整理や、わめぞの若手同士の売上対決などもあり、2日間とも大盛況に。2009年最後の開催をいい形で終えることができた。


外市史19】2010年1月16〜17日第18回古書往来座外市開催。ゲストは岡山県倉敷から蟲文庫蟲文庫さんと飯沢耕太郎さんによる「ワメトークVol.5 粘菌生活」を往来座そばの雑司ヶ谷地域文化創造館・音楽室で開催。寒かったが蟲文庫効果が大大盛況に終わる。


外市史20】2010年3月6〜7日第19回古書往来座外市開催。ゲストはBOOKONN。初のくもりさえない2日間雨降り開催。寒さもひどくどうにもならない感じでお客様も少なかったが、それにしては売上が激減せず、支えてくださるお客様の存在を感じることができた。


そして、20回目の開催へ!!

「外、行く?」 おかげさまで20回目!
第20回 古書往来座 外市〜軒下の古本・雑貨縁日〜



南池袋・古書往来座の外壁にズラリ3000冊の古本から雑貨、楽しいガラクタまで。敷居の低い、家族で楽しめる縁日気分の古本市です。おかげさまで20回目を迎えます。


■日時
2010年5月1日(土)〜2日(日) 
雨天決行(一部の棚などは店内に移動します。)

1日⇒11:00ごろ〜19:00(往来座も同様)
2日⇒12:00〜18:00(往来座も同様)


■会場
古書往来座 外スペース
東京都豊島区南池袋3丁目8-1ニックハイム南池袋1階
http://www.kosho.ne.jp/~ouraiza/

→池袋ジュンク堂から徒歩4分
東京メトロ副都心線雑司が谷」駅・2番出口から徒歩4分
都電荒川線鬼子母神前」電停より徒歩6分