外市20回御礼、そしてこれからの「わめぞ」

5月16日開催の「みちくさ市」追加募集をかけることになりました! 5ブース分です。募集開始は5月6日0:00から24時間。その後抽選して発表となります。最後のチャンスです。よろしくー。
みちくさ市詳細はコチラで! http://kmstreet.exblog.jp/


現在発売中の「週刊朝日」GW合併号のグラビアページにて、4月に開催した月の湯古本まつりの様子が掲載されています。見てみてください! http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=11497


遅くなりましたが、20回目の外市にご来場いただきました皆様、本当にありがとうございました。初日は本当にたくさんのお客様にお越しいただきまして売上も良く、日曜日もまったりしながらもお客様途切れず20回目にふさわしい開催となりました。20回といいつつもみんな普段通りで、打ち上げでもくだらないことばかり話し、いちいちイベントごとに「やり終えたー」という感じがないのがむしろ好きなんですね、自分は。初日には、仙台から火星の庭の前野さん、愛知県・犬山からは五っ葉文庫の古沢君が、わめぞに遊びに来てくれました。五っ葉文庫の古沢君は「やかましい男」として有名なのですが、昨年末に名古屋で初めて会い、「こいつはわめぞ向きだ!」と思っていたので、こんなに早くみんなと会えることになってよかった。そして、打ち上げでは完全に「10年以上前から知り合い」のようになっており、わめぞでは誰も古沢君を「異物」と思わないという(笑)。瀬戸君とのコラボ、よかったです。前野さんも一度ライブ行ってから再合流してくれ、初めての「アミ」。なんだか古沢君と前野さんが並び、ゴジラキングギドラが同居したような空間に。


二次会では、前野さんと古沢君の真面目な話を聞く。でも二人の考えは似てる、どこか。前野さんはやっぱり共感できるんだよなぁ。前野さんは怪しい楽な近道を選択しないんですよ。その仕事の積み重ね方が、ちゃんと商売をやっている人のやり方なので、自分もそうありたいと思わせる。だから仙台だけは何があっても行きたいという感じはあるのです。今年も、わめぞは仙台行きますよ。6月19日(土)のSendai Book Marketへお邪魔します。会場はサンモール一番町です。みんな行こうぜ!


まったく続いていくのかわからなかった外市が20回を超え、次の「わめぞ」はどこへ向かうのか。そもそも誰も、メンバーでさえもよくわからないと思うのだけども(笑)、自分が思っている、外市を始める前に立石書店の岡島さんと話していたものと今の現状を考えてみてちょっと書いてみます。たぶんそういうものだと思っている人はいないと思うので(笑)
一昨年、みちくさ市をやらないかと鬼子母神通り商店街さんから話をいただいた時に、まず考えたのはひとつだけです。「がっつり地元とかかわるかどうか」ということです。イベントの形はけっこうどうでもいいというか。それは、同じ感覚を持っている、また同じような客層を対象とする人たちの「文化的つながり」じゃなくて商店街というリアルな、面倒なものやまったく利害関係が一致しないものも含む、しかしながら力を持っているひとつの「街的なつながり」に入っていくかどうかということです。でも次のステップに行くにはやるしかないな、という気がしました。自分が交渉役になればいし、地元とちゃんとつながっている旅猫の金子さんと往来座の瀬戸君がいるというのも安心感がありましたし。そして、最終的にやりたいことをやるには、やはり地元の方々とつながるしかないな、ということでした。


自分は一箱古本市の流れをくむようなイベントだけをやりたいだけではなくて、今、ばらばらになっているような、古書会館でやっているような昔ながらの古本市、それから各地でやっている中規模な古本市もすべて、わめぞエリアで完結できるような流れを作りたいのです。それを、一箱的なイベントをやっている団体が、本業の古本屋がやる昔ながらの古本市も主催している。そういう感じにしたいのです。そしてこれらの「商業イベント」を「地域イベント」と装いを変えさせて、つまり行政的な認知を得て、地元の人が支援してくれるものへと変えることで、会場使用などの費用やリスクを下げてやりやすくする。本で人を呼べるということが、まったく本に興味がない地元の人にもわかりやすくして、支援していただけるような流れにしたいのです。これはこれから始まる予定のプロジェクトから考えて行動していくことになると思います。


そもそも、「わめぞ」自体も今までの流れはそのままに、でもどんどんプロジェクト化していくかもしれません。やることによって参加する人間が違う流れも出てくると思います。その流れの中に、それこそ、「金はないがやりたいことはある」本に関係している人や会社がなにかをやる場所をどんどん提供できるような場所になったらいいなと思います。


こんなことを、ただひたすらにコツコツとやっていきたいのです。