あいおい古本市、御礼

ご挨拶遅くなりました。先週末の土日に、あいおい古本市、無事終了することができました。あの地震の日から、できるのかできないのかという雰囲気になり、掲載予定のメディアも全部飛んでしまい、どうなるのかなぁと想いつつ開幕したのですが、爆発感はなかったものの、初日の午後からはにぎわって、全体としては成功だったと思います。


古本市に関しては、正直、もう少し売上が欲しいところ。というのは、売れている人と売れない人の差が大きかったこと。下のラインの引き上げが重要です。「個人の努力」というものとは別の「枠組み」作りというレベルでの話。今後は、事前に古書目録も出そうかと思っています。注文は郵送はもちろん会場でも受け取れる古書会館の催事システムで。リスクの少ない形で簡単なものかもしれないけど、とにかく参加してくれる古本屋にとってそれなりにやってよかったと思うものにしなきゃ意味がない。とはいえ、まぁ、これからあれこれ変えていくぞ!というような感じだったので、これはもうさらに上を目指すということで。メンバーのみんなには心から感謝。またがんばろー!


ということで、ここからは同時に開催されていたイベントについての感想。全部は見られなかったけど。


【26日】
★11:00〜 高橋美香スライドトーク「がんばれ、ハイサムとうちゃん」(あいおい文庫)。
天野みかさんの企画。天野さんは自分の『早稲田古本屋街』を担当してくれた未来社の編集者で、今回の高橋美香さんの『パレスチナ・そこにある日常』の担当でもあります。トークは、高橋さんが親しくしているハイサム一家が住むパレスチナのビリン村の周辺の現状を語るものでした。あまりにも過酷なイスラエルの仕打ちの中でのちょっとした普通の生活の一コマも印象的でした。結構ハードな内容なのですが、高橋さんがアニメ声っぽくて(笑)でも、それが写真にマッチしていてよかった。高橋さんは当日夜の飲み会にも参加してくれましたが、気さくで笑い声が印象的な方。パレスチナであれほどの取材をする高橋さんですが、あの五っ葉文庫・古沢君のマシンガントークに「つらい」と言っていました(笑)


★12:00〜 子ども一箱古本市(ウッドデッキ)
5組参加。ちょっと風が強くてかわいそうだったかなぁ。あぐらをかいて本を並べる「雑司が谷落合福嗣」の異名を持つ、ジャングルブックスさんの息子さんの存在感がありすぎだった。


★13:00〜 ライブペインティング「即興絵画制作」(あいおい文庫)
見たかったのだが、ちょうど古本市のレジ番になってしまい外から見ていた。お客さんの顔がチョー真剣! 外から、音無しで見ていてもなんだか面白かった。なんだか凄い作品ができてましたね。


★14:00〜 出版者ワークショップ公開版「画家が出版を行なう理由」(あいおい文庫)
これもまったく聞けず。ちょっとだけ時間空いたので聴きに行ったら、牧野さん声小さっ! あきらめてレジへ・・・。


【27日】

★11:00〜 被災時とその後のサバイバルマニュアル(あいおい文庫)
上にいて見られませんでしたー。


★11:00〜 古本屋、はじめちゃいました。(デイサービスセンター)
いきなり信天翁のザキさんが遅刻! しかもツイッターで呑気な遅刻報告が! 岸辺四郎と蛭子さんを足して2で割ったような雰囲気のジャングルブックス・健さんがとてもいい。全員、身を削るような話で、楽しそうでもあるが恐ろしくもあるというリアルな内容で楽しかった。今度は俺が解答編の「成功していないがなんとか生きている貧乏人が教える古本屋講座」やるか(笑)


★13:00〜 出久根達郎講演「本の数だけ学校がある」(デイサービスセンター)
これは聞きたかったのだが、お昼の時間と重なり聞けず。でもちょっと見に行ったら出久根さん、ノリノリで話しており、面白かったのでは。出久根さん、終わった後、立石書店の岡島さんの親父さんのグループ(謎のメンバー)と飲みに行き、結局おごらされたそうです・・・。


★15:30〜 オグラライブ(デイサービスセンター)
このライブ、めちゃくちゃよかった。今、考えられる幸せの形がすべてあったような。施設入居者のおばあちゃんとのやりとりの面白さ。他の入居者の方も一緒に口ずさんだり楽しんでくれたようで、あの雰囲気は本当にすばらしかった。あとで荻原魚雷さんに聞いたら、なんか森本レオさんが来ていたそうです。初日に力士の豊真将が来てたのもビックリしたけども。


とにかくみなさんありがとうございました。次回8月予定。もう、動き出さなきゃね!