パレスチナ2011−2012冬
休日。昼過ぎ、自転車をこいで、東中野まで行く。このあたりは以前、古本屋の、金沢書店があってたまに来ていた(一緒で市場で働いていた先輩)。いったん通り過ぎてしまったのだが、なんとか引きかえし、ビタミンTeeアートギャラリーに到着。前に着くと、偶然に外を見ていた高橋さんと目があい、出てきて迎えてくれた。もう明日で終わってしまうので、今日行かねば、ということで高橋美香さんの写真展「パレスチナ2011−2012冬」を観に来たのである。高橋さんは以前、あいおい古本まつりでスライドトークをやっていただいたことがあり、未来社から『パレスチナ・そこにある日常』という本を出されていて編集者が自分の『早稲田古本屋街』と同じ天野みかさんなのである。天性の明るさがある、初めて会った気がしない感じで人と接してくれる子で、撮る写真に「なるほどな」と思える。
そこにある写真をただ見れば、幸せそうな、子供や、家族の写真に見える。しかし実際には孤児だったり、家族が撃たれていたり、暴行されたり、つらい日常が隣にある人々なのだ。それでも、毎日続いていくことであり、そういう場所にも日常がある。不自由な中に見つけていかなくてはいけない生活がある。高橋さんはそういう「人」を撮り続けている。当たり前なのだけど、なかなか気付けない視点を高橋さんはいつも提示してくれる。
ポストカードを買って帰ってきた。明日16日(月)17時までです。行ける方、ぜひ。
高橋美香ブログ http://blogs.yahoo.co.jp/mikairvmest
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