BIG、大学、セドロー日和

長かったBIG BOX古書感謝市もいよいよ最終日。学生さんたちが早稲田に向かう中、自転車で逆に駅に向かう。最終日の朝は少し忙しい。まず、棚にかけているビニールシートをキレイにたたむ。今日使う備品を残して全てしまう。不要物は地下の倉庫へ。片付けの時に余計な作業を減らすためである。全て終わると開店。まぁ、ステキ。御客さんより古本屋の方が多いじゃないよ。のんびりムード。


昼食は、いこいさんと二人で「さくら水産」へ。ランチは初めて。ごっ、五百円なんだ。ネギトロ定食を。しかも御飯は食べ放題、味噌汁も飲み放題、生卵も食べ放題、なんなのこれ。味はまぁ普通だけど500円は安いよ。いこいさん、生卵を御飯にかけずに飲む。ロッキー?


3時間休み。家に戻ろう・・・として通り過ぎる。早稲田大学へ。今日からはじまった青空古本掘り出し市へ。三楽書房のアキヒロに「ウィース」と挨拶。そうしたら「セドロー、そこの本縛っとけ!」と発送荷物を縛らされた。テメー先輩に向かってなんてことを! といいつつ素直にやってしまった。午前中の売上げはよかったらしい。BIG BOXも昼過ぎから御客さんが増えて忙しかった。どんどん売れて欲しい。よく考えると、BIGからこの青空にかけて、2週間の間に1000万円以上の本が売れていくのだ。ありがたいことだ。古本屋、いろんな人への感謝が足りなくねぇか。まぁ、置いといて、あぁ、屋外の古本市はいいなぁ、こっちもやりたかったなぁ。といいつつ棚を見て回る。なかなか抜けず。あまりいいものは買えなかった。福岡隆『人間・松本清張 専属速記者九年間の記録』、和田誠『新人監督日記』、橋本万平『地震学事始』など5冊を1冊数百円で。アキヒロとおしゃべりして家に戻る。残り時間は、『市井作家列伝』を読む。半分くらい読んだ。


4時に会場へ戻る。全てのストックがあがった。後は売るだけ。もう最後だ。他の店主も残りをどんどんあげているので、店番をした次の休憩時間、少し棚を見ることに。さっき店に寄ったら棚が空きぎみ。本を買わねば。竹中労編『ザ・ビートルズレポート』(いこいさんから。先日の出し残しだろう)、葛井欣士郎『アートシアター新宿文化』(ただしムレ有)、シリーズ日本民間学者の『きだみのる』、海野弘『モダン都市周遊』、C・ギブソン『イスパノアメリカ』、M・リフォ『”ベトコン”の戦士たち』、東京人の『特集・明治がいっぱい「風俗画報」』、山名正太郎『売込む話術』、原園光憲『野間道場物語』、辻嘉一『大福帳』は三月書房の小型本。おそらく岡崎さんに勧めた(http://d.hatena.ne.jp/okatake/20050511)戸板本の仲間。出し忘れだと思う。同じくラインがある。が、署名入。その他は割愛。


7時、いよいよ閉会。大学会場から手伝い部隊も到着。向こうも前年比売上げアップとか。やったね。本の縛り作業に入る。これさえ無ければ、と思う。終わってほしい、と思っているが、縛りたくないので終わるな、とも思っている。8時半までに会場を空にしなければならないのだ。どんどん赤帽運送でピストン輸送。急げ急げ、で8時25分終了。明日の売上げ計算の集合時間を確認して解散。


某チェーン店で食事。店員二人、おしゃべりが多い。御客さんが入ってきても気づかない時があるぐらい。しかも会話が「合コン」とかの話。なんか「この間スゲーかわいい子いてさ、家にずっと置いておきたい感じ」とか言ってる。ちょっと、ここにも「王子」がいますよー。


店に戻ると、浅生ハルミンさんよりスムース文庫『古本漫画』に掲載のいこいさんマンガの原稿がFAXで来ていた。うっ、嬉しいなぁ。自分の書いたものがハルミンさんに絵で描いてもらえるなんて。スゲー気に入った。急いで南陀楼さんに送ってね。そういえば、岡崎さんの日記にあった通り、ハルミンさんが「吉田照美のやる気MAN!MAN!」に出演します。「午後2時の興味津々」コーナーに。5月23日の月曜日です。聴くしかないっす。ハルミンさんはあまり目立とうとしない人で、ブレーキをいつも早めに踏む人です。でも、その先のハルミンさんが見たいなぁ。まだまだマスコミ登場もあるようなのでガンバレー。違う引き出し、期待してます。


BIG BOX古書感謝市にご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。とてもいい売上げを記録することができました。また、よろしくお願いいたします。以上、セドローでした。押忍!!