晴れた休日、古本屋の引越し

 10時、早稲田の古本屋・飯島書店に行く。飯島書店、移転するのである。早稲田寄り、二朗書房と喜楽書房の間だ。40年近く営業した店舗が建て替えになるのだとか。というわけで今日は引越しの手伝い。飯島書店二代目の芳樹さん、同じ早稲田の金峯堂書店の太一さん、小金井・中央書房の前沢さん、神保町・明倫館書店の店員、イトウ君が集まる。みんな古書市場での知り合いである。本屋の引越しは本屋が早い、絶対に。新店舗のほうがやや狭いので、芳樹さんの指示で運び出す本をひもで縛っていく。一本縛り。本を重ねて積んで、ひもを2回ぐるりと巻いて切る。きちっと縛ると、十文字縛りより、ずっと安定感がある。ひと回しごとに、キュッとしぼるのがポイント。どんどん縛り、どんどん車に積む。前沢さんのバンに満載で第一陣出発。新店舗に全部下ろす。


とりあえず昼食に。早稲田にある「はせがわ」というとんかつ屋へ。肉屋さんがやっていて、800円でものすごいボリュームのカツが食べられる。腹いっぱい・・・。午後は2班に分かれることに。自分と芳樹さんが新店舗で棚入れ作業、他の人は縛りの続きを。ある程度ジャンルわけされているので、ヒモで縛ったまま棚に差す。そしてヒモをカッターで切り、サッと抜く。これで移動完了である。1時間半ぐらいして二陣が到着。またもやバンに満載。全員で下ろす。みんなで棚差し作業。早い早い、4時ぐらいにはほぼ全部の棚が埋まる。6時間ぐらいで、店一軒分の移動が終わる。ベテラン揃いは楽だ。あとはダラダラと入れ替えたり。まだまだ細かい作業はやることあるだろうが、それは飯島さんのお仕事。6時すぎ解散。


ひさびさにガツンとした肉体労働して疲れたなぁ。昨日2時間しか寝てないのでもう限界っす。そういえば、おとといの南陀楼さんの日記(http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20050610)にあった、西荻窪の新しい古本屋「にわとり文庫西荻窪3−17−5 03-3247-3054)」。店主の田辺君は、自分が神保町の古書市場で働いていた時の悪友でございます。年は田辺君がひとつ上。いつも牛イチローを入れて3人で「うるさい!」と怒られたもんです(向井なんか現場主任なのに遊んでいるのだ。サイテー)。独立前は、自由が丘の東京書房の店員をしていて、「社長より偉い店員」として有名でした(笑)。西荻窪が合っている、そんな感じがします。どうぞご贔屓に。6月16日オープンとか。