失踪できる身分になりたい

午前中は、早稲田青空古本祭関係のメールをあちこちに。なんでしょうか、仕事が進んでいるのに、全く不安が消えません。少し『WiLL』の原稿書き。少しでも仕事を片付けておきたいので、タメ書きしてる。今10月号。これで青空終わるまで書かなくてよい。


昼食後、古本祭の記念目録『古本共和国』がらみのお願いでいくつか古書店を回る。うまくいけばいいのだが。そういえば、6月25日より封切の小栗康平監督9年ぶりの作品「埋もれ木」(http://www.umoregi.info/)の前売りが早稲田の古本屋・浅川書店さんで購入できます。特別鑑賞券より安い1350円。東京では渋谷のシネマライズで上映です。小栗監督は学生時代、浅川書店でバイトしてたのです。チラシはうちでも配布していますです。4時半ごろ、店に帰ってくる。


学生さんらしき4人組の御客さん。棚を見ながら「この先生の授業つまんない」とか「先生の棚からこの本もらっちゃって」とかワイワイガヤガヤ。最近では珍しい光景。


雨、降りそう。閉店後に雨降ってたら買いに行くのがめんどうなので、駅近くの文房具屋まで宛名ラベルを買いにいく。今日、自家目録が印刷屋さんよりあがってきたので、やらねばならぬ。帰り、芳林堂書店まで。今日、ある方から記念の図書カードを2000円分もらったので、何か買おうと思って。活字本たまっているので、吾妻ひでお失踪日記』にした。なんとなく買わないできてしまった。買うの遅いよね。帰ってきて少し仕事を片付けてから、今日は『失踪日記』を読むことにしてしまう。7時少し前読了。正直、可も不可もなくという感じだった、俺には。面白いとこもたくさんある、が、多分リズムが合わなかったのだ。というわけで、棚に出しました。早っ!


林哲夫さんから『関西文学』復刊50号届く。特集・食で読む百年の日本文学に林さんが「にぎりめしと焼き芋の愚直」を寄稿している。式場俊三(隆三郎の弟だ)『花や人影』から山下清、西東三鬼、富岡鉄斎吉田健一へと文章が流れていく。「本」を1冊読み終えたような読後感でした。


家に帰ってラベル貼りに目録詰めせねば。明日は引越し手伝いです。