偽学生が行く

昨日、はじめて三軒茶屋の江口書店(世田谷区池尻2−8−5 03−3421−9575)を訪れた。坪内さんや、河内紀さんの文章などで登場するお店。現在は、亡くなった江口さんの娘さんが継いで営業しておられる。これがまたいい雰囲気のお店なのである。近所にあったら嬉しい感じの。ぶらりと寄って、たとえ本を買わなくても気分よく帰れるような店なのだ。主婦之友花嫁講座『和服裁縫』2冊揃と、エピステーメー叢書のR・ハウインク『おかしなデータ・ブック』を購入。オマケしていただいた。この周辺は「古書いとう」さんもあるし、ブックオフ池尻大橋店、246三軒茶屋店も面白い本がある。ヘレーン・ハンフ(チャリング・クロス街84番地の著者)『ニューヨーク、ニューヨーク』(サンリオ文庫)、清水きん『夫 山本周五郎』(福武文庫)などを拾う。


で、ハルミンさんより『私は猫ストーカー』(洋泉社)950円、を受け取ってまいりました。サイン・イラスト入りで10冊限り。本日より販売しています。早いもの勝ちです。まだ数時間しかたっていないのに3冊売れて残り7冊でーす。


 店用の文庫などを値つけ。すぐに棚入れ。その後、週末にお買い上げいただいた公費買いの伝票書き。大学用の伝票に記入していく。その後、昼食交代してから、早稲田大学文学部キャンパスへ。先ほどの公費購入分を納品。昨年だったか、公費購入の支払いが1ヶ月後から2ヵ月後になった。つらいのぉ。入り口で「お願いしま〜す」とバイト募集のチラシを渡される。せつない。教室とか覗いてみたり(不審者)。無事(嘘、少し迷った・・・)教員ロビーで納品。ベンチで学生っぽく(見えねーよ)お茶を飲んで帰ってきた。


自宅で寝転びながら、嵐山光三郎さんの『古本買い 十八番勝負』(集英社新書)を読了。昨日電車で随分読んだのだ。まずビビッたのが、1000円以上の本をバンバン買っていること。オトナ買いだ。山本善行さんなんか25円てのもあったですからねぇ。岡崎、山本両氏の買い物を見慣れているせいか、のめりこめないまま進む。途中で、あぁ、嵐山さんの古本ブックガイドとして読めばいいんだ、と思い読んでみると、とても楽しく読めた。「チエちゃん」こと石田千さんがいい本を買っており、また行動も楽しく、ステキだ。石田千さんが、お友達と一緒に、同じように古本屋まわりをして書いたら絶対面白いと思いましたです。参加メンバーによる、本当の「ガチンコ勝負」が見たい。


午後は文庫の値段つけをひたすら。途中、古本祭の目録『古本共和国』の件で、うれしい話と、「うへ〜大変だぁ〜」という話が両方。進んでいるのか、進んでいないのか、微妙・・・。『WiLL』の原稿をメール入稿して閉店となりました。