文庫の山を見たら小原庄助さん

 BIG BOXの文庫が足りないかなぁ、と言っていたら親父が市場でもの凄い数買ってきた。置ききれなくて外に山積み。「やる気」が出るの通り越してブルーになっちゃったんすけど、数見て・・・。いくつかお手紙を書いた後、文庫の値段付け開始。店で売りたいものも多くあり、はじいておく。1箱作り終わったあたりで昼食。それにしても暑すぎる。自宅でシャワーを浴びる。いいやねぇ。あがったら小さいチューハイが机の上にあるじゃないか。思わず手が出る。「朝」じゃないけどこんな小原庄助さんみたいな事してていいのかしらん。チューハイ片手に資料読み、3時半まで。


店に戻ろうと「高木ブー通り」(お家があるのでこう呼ばれる)を自転車で走っていると、警官がたくさん。なにかと思えば、道の真ん中に穴があいとるじゃないですか。何があったんだろうか。ロープ張って通行止めに。


午後もひたすら文庫の値段つけ。飽きて「何してサボろうか」と思っているところへFAXが。『WiLL』のゲラが出てきた。早いなぁ。通信1枚目に、担当の川島君の走り書き。字が前半が濃くて、後半薄い。万年筆を買って使ってみたという。でも慣れないので途中でボールペンに変えたらしい。「ボールペンにかえました、書きやすい!」って・・・。ステキだ。ていうか『未来』の聞き書き、結局取材したまんまに。早く書かねば。ゲラ直して返送する。


今日は家に帰って、目録書きします。8月8日〜13日のBIG BOX9階の「大古書市」の目録。2ページだから楽だけど(96行ぶん)。週末に締め切りだから早めにやっておきたい。


昨日の記事だけど奥崎謙三が亡くなったんだなぁ。林哲夫さんも書いていたが、自分も『ゆきゆきて、神軍』は、好きな映画のかなり上位だ。初めてみたのは中学生の時でしたか。なぁなぁを許さない奥崎謙三の迫力にタジタジだった。子を亡くした母の「岸壁の母」が印象的だ。出所後の奥崎を追った『神様の愛い奴』(2001年)は、いじりたいのは判るけど「ただの消費」で終わってしまった完全な失敗作だった。ここ数年は、どんな生活だったのだろうか。