地震くれども仕事は続く

昨夜『サンパン』無事入稿終える。今日は朝から具合悪し。渥美書房のまさお君が来て、目録発送、並びに会場からの宅急便の手配について。某社の対応が悪いので、他社に変えることになりそう。金額も安くなるし。しばらくほったらかしになっていた本たちの値段つけを。


昼食後も値段つけ続き。自分の店の目録も作らねばならないが、時期的に『古本共和国』用の本を取り置いておかねばならない。どこに載せたら売れるかを考えながら。蔵書目録が大量にある。これは自分の店の目録に。目先の売り上げ、秋の売り上げと気持ちを切り替えながらひたすら値段をつけていく。


4時半ごろ、地震。これはひさびさにでかいのでは。お客さんが2人いたので「上、気をつけてください!」と。帳場の前に積んであった新書・文庫が崩れる。他は何もなく。お客さんと「凄かったですね」と話す。話しているうちにうちとけてきて5000円の本を買っていただく。ちなみに店猫のノラは微動だにせず。テレビではいろいろと被害状況などが出ているが、値段つけを続ける。そのまま閉店。


夕食後も店で雑誌などの値段つけ。「鳩よ!」「東京人」「BOOKMAN」などの本に関する特集の雑誌。その他、雑なものを。日付が変わる頃、溜め込んであった分を終える。あとは先日お客さんから買った古い文庫を目録用、BIG用、青空現場用に分けなければ。入り口に山積みのままなんで(申し訳ない)。


今日は右文書院から濱田研吾著『脇役本』が届いた。脇役の書いた本たちを濱田君が紹介するもの。確かにスクリーンの上では脇役である著者たちであるが、濱田君は主役級の、それでいて味わい深いスポットライトをあててエピソードを交えながら紹介していく。加藤嘉伊藤雄之助佐分利信内田良平などなど。これらはまぁ、知っている人も多いでしょうが、俺なんかだと「誰・・・」という人もチラホラ。でもそういう人の方が面白かったりする。私家本で出したものに加筆して出版。巻頭に脇役たちの写真が入り、文中には書影が入って良い感じ。発売は来週か。2200円+税。装幀が、惜しいなぁ。


明日は組合新宿支部の総会。日記も書きます!