早稲田サテリコンの夜は更けて

開店後、自分とこの古書目録製作続き。文庫本をひたすら入力。500円均一を作ることにした。70冊ほど。入力していると、市場から親父が帰ってきた。ちょっとBIG BOXの本が足りないなぁ、とか昨日まで言っていたのだが、いきなり買いすぎ、500冊ほど。店の外に置く。すると電話で買い入れの話が。そのまま親父が神楽坂まで買い入れ。しばらくして帰ってきたが、今度は700冊ぐらい。数時間の間に1000冊以上増えてしまう。置けねぇよ。


おととい、ある同業者が、いらないから均一で使ってくれよ、と古い文庫を置いていった。自分のとこは文庫均一が無いのでうちに持ってきたのだ。一応見てみると、知らない本だが、なんとなく高そうな雰囲気の本がある。わからないから市場に1冊で出してみたら、なんと2万円に。持ってきた業者には内緒内緒。文学関係。


昼過ぎ、なんと花田編集長が見事入稿。しかも担当してくれている川島君がちゃんとテキストデータにして送ってくれた。川島くんありがと〜。すぐにフロッピーに落として、印刷屋さんへ。ポスターも入稿。ようやく『古本共和国』は一段落。表紙と広告入稿すればとりあえずは。目録部分は別にして。とりあえず内容一覧は下記です。通販予約などは8月中旬開始予定。神保町の新刊書店でも販売します。9月13日からのBIG BOX古書感謝市で初売りする予定です。105円。安いでしょ。

早稲田青空古本祭記念目録『古本共和国』20号
■エッセイ「私と早稲田古書店街」
小栗康平喜多條忠花田紀凱保坂和志堀切直人
■特集 早稲田古書店街即売展史(3)早稲田青空古本祭
座談会・早稲田青空古本祭誕生/早稲田古書店街即売展史年表/『古本共和国』総目次
■古書目録

午後も入力作業。文庫入力が終わり、先日値付けした蔵書目録と図録を入力。閉店まで。疲れた。7時半、早稲田授産所へ。今日は早稲田古書店街の集まり。特に何があるわけでもないのだが。暑気払いか。行くと、テーブルの上にいろんな種類の酒とお寿司が山盛り。豪勢じゃないよ。古本屋は「売れない」とか言ってる割に金の使い方が荒いんだよな、なぜだ。ひたすら食う。おいしいじゃないよ。自分のテーブルは若手が集まりすぐなくなってしまう。そこへ遅れて平野さんが登場。「なっ、なんだ! なんにも残ってないじゃないかぁ!」残ってるよ、海老の頭が(頭付の握りだったの。その残りカス)。


酒がまわってきて、いこいさんで話が盛り上がる。いこいさんは長生きしそうだとか、生誕100年記念古本祭やろうとか、その会場の提灯には全部いこいさんの顔が書いてあるとか、いこいさんの着ぐるみが風船配りながら歩いているとか。で突然「俺の葬式は透史くんに頼みたいんだよ」とか向井を葬儀委員長に指名したり、焼き場には台車で、いや赤帽でとか、神田川に流すのが早いとか、いこいさんの死体を食べた鯉が「いこい人面魚」に変わって大量増殖するとか話はつきない。しかも某書店が「最近ラジオ体操に行ってるんだ!」と言い、いきなり「ラジオ体操の歌」を歌いだして手拍子がおきたり(君たち何歳?)、いこいさんが「ラジオ体操って9時に起きても間に合うかな」とかふざけた事を言い出したり。ああ、面白かった。今日は以上。