今日はお客様として

今日は「大古書市」の出番なのだが、自分とこの目録作りをやりたいので親父に行ってもらう。どーせ会場は暇だろうし頼んだ。店でひたすら入力作業。その後、ようやく、編集部川島君の多大なる協力により『WiLL』の広告をもらう。これで全部揃った。宣伝チラシ、目録郵送用の封筒と共に印刷屋さんに入稿する。夕方、神保町の喫茶店伯剌西爾」の竹内さんが来店。BIGBOXに来てくれたという。しばし古本、亀について語り合う。ありがとうございました。


閉店間際、長谷川時雨をさがしに来たというお客様が。たまたまあったドメス出版の評伝のようなものを買っていただく。その後、竹中労の話になると、お客様大爆発。いろんなところの批判をターザン山本のように暴走を! 書けないよ! アナーキスト恐るべし。


目録用がもうちょい欲しい。ということでBIGBOXへ買出し。まぁ、すいていること。4日目だし、少しは追加持ってきてんだろ、みんな、と思い来た。もう「いまいち本」が棚に相当目立つような感じ。こういう時に、棚全体の印象で流して見てしまう人は「背取」にむかないと思います。つまらなそうな所を熱心に見るべきです。種村季弘失楽園測量地図』、森田たま『石狩少女』、樺美智子遺稿集『人しれず微笑まん』、山本義隆『知性の叛乱』(これが一番うれしかった)、「黒の手帖」(檸檬社)数冊(山積みの下敷きになってた・笑)、田中小実昌『いろはにぽえむ』、内田魯庵『明治の作家』、小林秀雄『作家論』(青山二郎装)、『朝鮮郵便史』、杉山治夫『世の中金や金や! 実録・悪の錬金術』、関根二郎『本の利殖コレクション』その他数冊購入。親父を残して帰ってきた。


いろいろとお願い事などで人に会いつつ、飲み会のハシゴをして帰ってくる。もう夜2時すぎだす。帰ります。

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松本八郎著『加能作次郎三冊の遺著 その出版社・その出版人』
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