パニクリ

朝一番で販売用の『BOOKISH』9号が10冊届く。特集は「山田稔の本」。前号までの後ろに連載や目録を付けたスタイルを捨て、ガツンと特集を持ってきた。実は、この雑誌、特集だけのスタイルをいい感じで作るのは難しいのでは、と正直思っていた。しかしながら、これがなかなかいい。中途半端だった「関西版彷書月刊」というようなスタイルに見切りをつけ、編集人である中尾務さんのステキな個人誌「CABIN」を少し商業誌よりにした感じだ。自分の感想としては以前のスタイルより断然いい(内容は知らないよ、まだ読んでないから)。雑誌の「雑」が減るだけ、もしかしたら以前より読み手は減るのかもしれないが、明確な道を示したと思う。後は毎号予定通りに完成させる事ができるかどうかですね(笑)。堀江敏幸さんの寄稿あり、山田稔さんのインタビューあり。今日から販売開始。税込みで700円です。


さて、昨日郵送した自分とこの古書目録が注文入りだす。3時くらいまでは『未来』の原稿書けるのでは、と思っていたら無理でした。伝票書きをひたすら。裏で親父が荷造り。山本善行さんから電話注文。話すのはひさしぶり。パソコンが壊れたとか。最近のリアル「古本泣き笑い日記」をしばし聞く(贅沢)。で、WEBの日記は「次、いつ書くんですか?」と聞いてみた(みんな気になるよね)。林哲夫さんからも催促されているらしい。結論としては「年内には」。まぁ、もう書いちゃいましたからお願いします。期待してますよー。その後、「彷書月刊」の田村さんからも注文が。珍しい。


午後もひたすら発送作業。電話中にメールが来て、返信書いてるとFAXが来る。もう何がなにやら・・・。その合間に『古本共和国』の特集部分のゲラがまたくる。ひぇー。


閉店後、BIGBOXへ。渥美書房のまさお君に会いにいく。青空古本祭の件でいくつか最終打ち合わせ。もう、「引き返せない」決定をしていく時期なので、直接話したいのだ。いくつか決める。ついでなので棚を見ていく。まさお君が「1万円の領収書用意しときますから」とプレッシャーをかけてくる。三橋一夫「禁歌の生態学 練鑑ブルース考」、森彰英「なぜ演歌なのか」、東陽一「映画と風船」(田山力哉宛署名入)、飯田賢一「日本人と鉄」、山口正介「親子三人」、尾崎秀樹他「雑誌の時代」ほかを購入。半額以下だった平野貞夫公明党創価学会の真実」も。「1万円にはほど遠いですね」とイヤミを言われながら帰る。BIG前で「世界平和についてのアンケートを・・・」という子が寄ってくる。しつこいので「さっき断ったんだけど」というと「平和に興味がありそうな方なので・・・」と。俺のどこにそんな雰囲気が!!


食事後、店でメール注文の返信、FAX注文の荷出しなど。伝票書こうと思ったが、日付変わっちゃったからもうやめます。目録中、1冊だけ凄い数注文来ているものが。「森銑三生誕百年・没後十年記念展(図録)」。1995年刊行で1200円。19ページの薄い冊子なのですが。今日だけでダブリ8人。どこまで伸びるか。


【本日の向井脳内キーワード(説明無し)】
スポーツ平和党新党日本のCM撮影/地獄車特訓使用の毛布/都電