汚い字を書き続ける

開店と同時にFAXと電話で目録の注文が入りだす。本を出したり、伝票書いたり。ちょっと林哲夫さんの日記を見たら「古書現世の『逍遙』最新号が出たらしい。山本には届いているのにうちには届いていない・・・・・・・・・・。」とある。実は、昨日、『WiLL』の川島君にも「花田編集長に届いてるのに僕に届いてません」と言われたので気になる(ちなみに花田編集長、電話注文で「これ、買おうかなぁ、でもなんの役にもたたないかもなぁ、たいして欲しくないけど買うか!」と言って注文した本が人気本に・・・。古書注文でもお騒がせである)。で、ちょっと気になって林さんにお電話。すると奥様が電話に。そう、ナベツマ様だ! 林さんはお出かけしたという。しばしナベツマ様とお話。長電話失礼しました。伝票書きの合間に、青空古本祭の都バス、都電用の中吊りポスターの製作を少し。


午後は、青土社営業の柳瀬徹くんが注文品を取りに来店。柳瀬君は『BOOKISH』最新号にも寄稿している。山田稔さんについての本をまとめるつもりなのだが、一気にやろうと思って備えた今年の正月に「ガンダムを見すぎたため」そのままになっているほどの男である。ステキだ。明治通り近くの「カフェ ベローチェ」へ。いろいろと話す。明日も会う約束をして別れる。


店の中は現実だけがある。地味に伝票書きを続ける。ずっとそれだけ。といいつつも、地方在住のお客様と話す機会でもあるのだ目録発行は。受注ついでにいろいろと話す。つかの間の楽しいひと時。閉店間際に来店されたお客様と会計時に立ち話。店猫ノラのことなどを。するとたまにこのブログを見てくださっているという。名刺をいただくと、なんと普段から愛読しているモバイルサイトの編集長さん。このサイトの親雑誌はなんというか、自分の青春時代そのまま。ビックリしたなぁ。しばし雑誌の話などを。かなり嬉しかったです。Wさん、ありがとうございました!!


閉店後、新宿へ出て友人と食事。なかなか会えなかったりする。戻ってきて伝票書き続き。「24時間テレビ」を横目で見ながら。そうか、今日は「女王の教室」お休みかぁ。「24時間テレビ」枠でやってほしいよ! 鬼教師役の天海祐希が黄色いシャツ着て「偽善は何も生まないのよ」とか「良純のお宝捜索? 見つかったら極右知事の資金源になるだけなのよ」とか言ってみたり。丸山弁護士すごいね。スタジオが心配そうに「大丈夫ですか?」と聞いたら「まぁ、つらそうに見えた方がいいんだよね、こういうのは!」って・・・。


今日の目録の人気商品。一叩人「評伝 反戦川柳人・鶴彬」、秋田稔個人誌「探偵随想43号 江戸川乱歩特集」(限定200部)、水田紀久「郷友集 近世浪華学藝談」、田辺茂一「わが町・新宿」(旺文社文庫)、桑原甲子雄「私の写真史」(鉛筆ライン消跡有)など。


【本日の向井脳内キーワード(説明無し)】
三重県/急な旅/『ユリイカ』/早朝バズーカ