本が足りない!

快晴である。よかったっす。8時に穴八幡へ。すでに数人来て作業をしている。向井はさっそく文庫コーナーへ。昨日、途中までしかできなかったので並べる。その後、本会場の棚の調整。売れそうもないものを抜いて、ストックから選んで入れかえる。9時15分、集合。作業や当番の確認を全員で。宅配便の扱いについて、担当が「離島も含めて一律の金額です」と説明すると、いこいさんが「じゃあ、沖縄とか八王子もいいの?」と・・・。八王子がいつ離島に!(たぶん八丈島の間違い)一同爆笑。


10時、なんとか無事開店。例年そうなのだが、正直、この時点で終わった気分になってしまう(笑)。もう、満足なんですよね、始まった時点で。自分は電話番。会場責任者の一人なので、なかなか休憩できない。だから午前中は親父に会場にいてもらい、棚を直してもらったりする。いきなり全集が売れた。サイコー! いや、ありがたいぐらいにお客さんが増えてきた。取り置きの品物や、宅配が増えていく。梱包係は早くもフル稼働。おっ、南陀楼さん早いじゃないすか。荻原魚雷さんも(いい本買ってた・・・)。"古本不発弾"の古書ことばが来る。魚雷さんもビックリの逸材だ(違う意味で)。しかし、お客さんの買った取り置きを見ていると、いいものばっかり。こんなのあったのか・・・とうらやましくなり、つい「ここから「セド」すれば楽なのに・・・」とかいけない事を考えてしまったりもする(するなよ)。だって、小沼丹がごっそり500円・・・。


昼過ぎ、海月書林の市川さんが来る(みなさん、HPリニューアルしたの見ました?(http://www.kurageshorin.com/)。海月ちゃん、帰ろうとしたら、同居人さん(「家のもの」ね)が会場に来るから帰れなくなったという。暇そうに向井が棚直すところについてきて談笑する。「邪魔ばかりして、猫みたいですね、わたしー」とか。いいんですよー。そういえば、ハルミンさんが「何時に行けば海月ちゃんに会えるかしらー」と言っていたのを思い出し電話。そしたら「まだ家なの・・・」と。しかしその後ハルミンさんから「今、馬場についた!」と電話が。しかし「でも食事しないとお腹すいてたどりつけそうもないのです」といって・・・。なんなのですか・・・。海月ちゃん、帰る。岡崎武志さんが、講座を終えて来場。受講者の方を3人連れてきてくれたという。どうもすみません。さらに、一箱古本市で「旅猫書房」を出していらした金子さんが声をかけてくださる。誰が見ても「いい」という箱を出されていたので、すぐに思い出した。当日、岡崎さんの賞を受賞された方。ありがとうございました。金子さんのブログ(http://tabineko.seesaa.net/)。中山区長が来場。五十嵐さんと挨拶に。広報の方に記念写真撮ってもらう(怪しい感じだったかも・・・)。


文庫がとんでもなく売れている。まだ、午後一ぐらいなのに、もう5箱くらい売れた。あわてて親父に「追加、あるだけ」と伝える(結局6日分と思って用意した文庫全部が売れてしまった・・・)。単行本も売れてて、追加するごとに、5、60冊づつ棚に差せると気持ちいいものだ。空いた場所に、ドサッと本を入れる時の音の響きといったら。また全集売れる。ハルミンさんが登場。西村博子さんと(西荻にわとり文庫」でお店番してる女性です。イラストレーター)。2人ともうちの本を買ってくれた。どーも。昨日飲んだばかりの未来社・天野さんが来る。牛イチローはすっかり「天野ファン」になっていた。書肆アクセスの畠中さん登場。いきなり疲れきった表情で。いきなり知り合いにつっこまれまくり。『脇役本』の濱田君が来る。女性が一緒。なんと「戸板康二ダイジェスト」
http://www.ne.jp/asahi/toita/yasuji/)のフジタさん。あなたが! お会いできて嬉しかったです。右文書院の青柳さんも来場。広告ありがとうございました。


基本的には仕事は一時間ごとに休憩なのだが、実行委員会には、決まった休憩がない。お互いに「ちょっと」と言い合って棚を直したりするしかない。夕方、本が足りなくなる。親父に10本(250冊ほど)持ってきてと頼む。棚を直しているとB社のWさんが。しばし談笑。未来社の小柳さんも。ありがとうございました。


文省堂の千晴君と、目録の送付分を店舗に集荷。伝票書いての発送作業は明日からなので、店に置いてもらっているのである。それを集荷。1時間ほどで終えて帰ってくる。ブラブラして閉会まぎわ、7時40分に文庫コーナー終了。シートをかける。8時、本会場も閉店。長かったなぁ。疲れたわ、ほんと。緊張の売上げ発表。で、結果は・・・去年よりUP!! 去年は「売れすぎ」と言われてたんだから、いい売上げでござる。今日だけで、いい時のBIGBOX一週間分の売上げ。本、減ったもんなぁ。いい出だし。ご来場くださいました皆様、ありがとうございました。明日は日曜日ですが、お店の方も、人手がない店以外は営業いたします。よろしくー。明日からは7時までの営業でーす。


店に戻り、値つけを少し。野坂昭如のLP(2枚)などは明日並べる。50冊ほど新ネタの値つけ。その後、「WiLL」の原稿を入稿。調べると、店の売上げも素晴らしい。今日一日は文句なし。ただただ嬉しい。今日はもう寝ます。緊張感がとけたせいか、ドッと疲れました。

■第20回 早稲田青空古本祭 http://www.w-furuhon.net/aozora/

▼開催日時
2005年10月1日(土)〜6日(木) 雨天決行(テント使用)
10:00AM〜19:00PM(初日20:00まで、最終日17:00まで)
▼会場 
八幡宮境内(地下鉄東西線早稲田駅下車すぐ・早大文学部前)
東京都新宿区西早稲田1番11号
▼特典
会場で1000円以上お買い上げのお客様にもれなく早稲田古書店街の古本祭協力店全店(一割引券裏に記載)で期間中なら何度でも使える1割引券を進呈(ごく一部使用できない商品もございます。各店舗にお聞きください)。