苦しく楽しかった日々よ、さようなら

9時に水稲荷神社の社務所に集合。売上げの計算作業だ。グルリ机を並べて、その上に自分の店以外の値札を金額ごとに分けていく。それを後ほどパソコンに入力する。40分近くかかった。出てきた売上げ一覧(いくらが何冊売れたかわかるようになっている)をもう一度チェックして、間違いが無ければ終了。喜んだり落胆したり。うちは去年とほぼ同じ。満足いたしました。6日間で売れた冊数は1688冊でした。


昼食後、穴八幡宮へ集合。まずは、早稲田通りのペナント、提灯の取り外し。テントと台は午前中に全て撤去されており、神社はすでにいつも通りの静けさである。取り外しを終えて備品を五十嵐さんの倉庫へ運び込み。倉庫に入ると、良さげな本がチラホラ。こういう中から目録を作ったり、古本市の荷物をい作ってみたりしてみたい。絶対的に在庫の少ない、うちの店で働いている限りは「ごまかしの技術」だけが発達していくのです。売れ残りを新ネタに混ぜてみたり、いろいろ・・・。庶民はつらいよ。


4時ごろ、五十嵐倉庫前で解散。「お疲れさま〜」の声と共に拍手がおきた。本当に終わったんだなぁ。最終的に売上げはUPしたものの、ささやかなもの(100万円ぐらい)だった。まだまだ出来ていない事も多くあるが、あとは個人の店の意識の問題という気がする。「古本祭の売上げがあがった」という事だけで喜んでいる場合ではないのだ。古本祭が日常の地続きでなければいけないじゃないすか。単発でいい結果出すのなんて結構簡単な事ですから。この不景気に売上げが上がるのはもちろんいい事だが、いろいろな意味で満足は全くしていない。長い戦いになりそうです。第20回早稲田青空古本祭、これにて終了とさせていただきます。照れる言葉が素直に言える日、みなさん本当にありがとうございます。


「WiLL」のゲラ戻して閉店。明日はお休みもらいました(店舗は営業してますよー)。某編集者さんと競馬場へ突撃いたします。日曜日に買い入れがあるので更新するかもしれません。


そうだ、「月夜と眼鏡」の実由樹さん、ブログ(http://d.hatena.ne.jp/tsukinoyoru/20051005)拝見しました。暑い日なんか、しょっちゅう「みかん水」思い出しますよ(笑)。楽しかった、あの日を思い出します。また、会える日を楽しみにしています。「谷中芸工展」に参加されているのですね、ご盛況をお祈りしております。