1万円でもいいんですけど・・・

疲れが取れずにグッタリ。とりあえず昨日途中で終わっていたメルマガを編集。昼過ぎになんとか完成。即時配信する。自家目録「逍遙」ができあがってくる。親父が「じゃあ、俺、家で目録の封筒入れ作業してくるわ」と自転車で家とは逆の高田馬場駅方向へ向かっていく。おいおい。


昼食後は、昨日の日記書いたりしてから、単行本の原稿書き。あまり進まずに閉店を迎えてしまう。再出発した「彷書月刊」(販売分共)が届く。今年の「古本小説大賞」は受賞作なし。選評座談会だけ掲載されている。昨日、畠中さんとハルミンさんが「向井さんの事が載ってたよ」と教えてくれたところを読む。おぉ、応募もしていないのに5万円もらえ・・・出久根さん、止めないでくださいよ!(もらえるわけないだろうよ)
 この賞、来年からどうなるのかなぁ。ガツガツの古本マニアじゃない人のほうがいいんですよ、きっと。「古本」という断崖絶壁を登る苦労を書くよりも、「登れるかなぁ」という気持ちの揺れを真正面から書けば、それでよさそうですよね、選評読むと。躊躇している人は全員応募してくださーい。あと、書物ブログ界には受賞できる人たくさんいるのでは! 晩鮭亭さん(id:vanjacketei)、おまささん(id:mittei-omasa)、「エエジャナイカ」の北村さん(id:akaheru)、それからyomunelさん(id:yomunel)のも読みたいです(皆様、勝手に名前出してすみません)。


閉店後、夕食を食べて、残り少しになっていた、噂の文春新書『拒否できない日本』を読了。ブックオフで105円で見つけて(ただしページ折れ多数あり)お風呂で少しずつ読んでいたのだ。政治経済の本は入門書などでも難解な印象の本多々あるも、この本はエッセイ感覚でスラスラ読める。アメリカの口にするグローバルスタンダードというものが、ただたんに「アメリカが理解しずらい事は不可」という代物にしかすぎず、日本へは「時代遅れ」のレッテルを貼り、次々とアメリカ経済が参入しやすくするために「年次改革要望書」を押し付けて日本を改造していく様をレポートしていく。建築家資格の国際統一の話からはじまる構成がよかった。で、著者が『なんじ自身のために泣け』という本で蓮如賞を受賞しているのがステキだ。蓮如


目録の封筒詰めをしていると、ウトウトしてきて寝てしまった(28日朝発送しました)。