海月さんの電話に出た懐かしい人

印刷屋さんに入稿したとこまででしたね。開店後、親父が市場で買ってきた本を整理。新宿展用に値付けしたりする。午前中はそれで終わった。


午後は、少し原稿書きをする。右文書院の本の原稿は年内に書き終えるようにしたい。夕方よりまた少し本の整理をして閉店時間阿佐ヶ谷駅へ行き、改札前で友人に借りていたDVDを返す。簡単に食事をして別れる。いやぁ、阿佐ヶ谷ひさしぶりだなぁ。せっかくなので、駅前の〈阿南古堂書店〉へ行く。まぁ、看板は〈阿佐谷南口駅前のふるほんや〉なのだが、店主が変わって現在の正式登録書店名は〈阿南古堂書店〉なのだ。〈あなこどう〉と読むそうだ。まぁ、前店名を縮めたわけだ。ある古本屋さんがやめることになり、同じ阿佐ヶ谷の古本屋である千章堂書店の息子さんが独立して〈阿佐谷南口駅前のふるほんや〉になり、今年だったか去年だかにお父様が亡くなったので、千章堂を継いだ。で、店舗を現店主の久我ちゃんが継いだわけだ。久我は元高原書店で(音羽館の広瀬さんと同時期に勤めていた)その後、ある書店を経てこの店を継いで独立。向井とは年齢も同じで、市場で一緒に働いていた時期もある。千章堂の息子さんとも、市場は違えど同じ時期に市場で働いていた飲み仲間であるというご縁。なんだか週刊誌の建築偽造関連図みたいになってきました。数冊購入させてもらう。「向井君、こういうの好きでしょ」と、『生協の白石さん』をプレゼントしてくれる。サンクス。買いたくないけど、欲しかった。


荻窪へ行く。ちょっと時間を調べてこなかったが、今日最終日の「海月書林 冬の古本市」に間に合えばと思い。駄目だったら「ブ」に行きゃいいやと思い。荻窪に到着。会場の〈ひなぎく〉は駅近くというわけでもないので、海月ちゃんに電話してみる。「今日何時まで?」「9時ですー」あぁ、あと20分しかないや。無理だ、残念。すると、「今、荒木さん来てるんです」という。荒木さんというのは元池袋リブロの荒木幸葉さんである(書評のメルマガにも書いてます)。現在は地方在住なので、ビックリ。いいタイミングで電話したなぁ。この後、リブロへ顔を出すつもりだという。ホテルは馬場なので、後で会おうと約束する。あぁ、海月ちゃん、行けなくてごめんなさいね。お疲れ様でした。


で、安心して駅前の「ブ」へ。棚の配置変え後はじめての来店。うわぁ、どっさり買ってしまった。本田靖春の単行本が105円でたくさん買えた。『我、拗ね者として生涯を閉ず』刊行後よく聞かれるので助かる。文庫、新書も合わせて35冊ほど買う。袋2つ。その後、いくつかの所へ寄り、一旦店に帰ってくる。


荒木さんに電話。馬場で現池袋リブロのMさんと飲んでいるという。もう11時。あわてて駆けつける。さかえ通りの一番奥の〈鳥よし〉へ。さすが馬場在住10年超えの荒木さん。来ないよ、普通ここは。焼き鳥のおいしい良い店で、昔はよく来たけど。ビールを頼んでいてくれて、すぐに乾杯。このお二人は、もう3年前になるかしら、池袋リブロのフェア『「sumus」が選ぶ秋の文庫・新書100冊』を担当したお二人である。懐かしいです。荒木さんは仕事関係で一泊二日の上京だそう。30分ほどでお店がお終いになる。


Mさんはお帰りに。もう少し飲もうということで、荒木さんとBIGBOX裏の〈東方見聞録〉へ。いろいろと近況話など。途中、ご主人から電話があり、雪が凄く積もってるという話をしていた。結局午前2時ぐらいまで飲んでしまった。疲れてるだろうにごめんなさいね。ホテルまで送って握手して別れる。遠いからなかなか会えないけど、昔の仲間は今でもみんな気にしているからね。今度はみんなで会おう。というわけでうれしい一日となったのでした。