J!

先日買った本の値付け続き。50冊ぐらい付けてから、店の廉価本の棚を入れ替え。お客さんが大量に本の持ち込み。すっかりレジの中の金が・・・。その本たちをすぐに値付けして、店の棚にさす。


午後は、単行本ゲラの最終読み込みの続き。6時ごろまで。6時過ぎに店をあがらせてもらう。新宿経由で下北沢へ。7時15分、荻原魚雷さんと待ち合わせ。今日は、杉作J太郎映画を見にきたのだ。なんとなく魚雷さんと、と思いお誘いしたのである。南口の階段を下りていくと、なんか賑やか。杉J映画宣伝隊が練り歩いているのであった。そこで「向井さ〜ん」と声をかけられる。内藤研さんだ。チケットをいただいた方。すると、そこには杉作J太郎さんご本人が。さっそく挨拶。「僕ね〜昔、夜にこっそり現世さんの店見に行ったことあるんだよ〜。「気まぐれ天使」で見てさぁ」と。しばし立ち話をして、なぜかオレンジを一個いただき別れる。「今度お店を撮影に貸してよ」というので「OKっすよ」と答えてしまう。ビデオを回していた方に「証拠、ありますからね(笑)」と言われる・・・。内藤さんが会場の〈シネマアートン下北沢〉まで連れていってくれる。整理券をもらい、時間ができた。隣にある古本屋〈古書ビビビ〉さんへ。マンガや芸能、その他ちょっと面白いところが全体的に適価で置いてある。魚雷さんも数冊買っていた。自分は「マルコポーロ」の創刊号を買った。いい古本屋さんだなぁ。


7時45分、整理券順に並び入場。狭いんだなぁ。補助席まで埋まる満員だ。しまおまほさんがいる。すごくかわいい。で、まずは「怪奇!幽霊スナック殴り込み!」から。阿佐ヶ谷の〈よるのひるね〉が舞台だ(店名は変えてある)。服役中の亭主(みうらじゅん)を待つスナックのママに襲い掛かる暴力団公安警察(凄いな、なんか・・・)。それを助ける侠客と幽霊。なんというか、恐ろしいほどくだらない(褒め言葉ですよ)。ハリウッド映画よりスケールがでかく、「シベリア超特急」より凄い展開なのだ。内藤さんがまた凄いの(笑)。怪しすぎますよ! 横山剣さんのコントみたいなチョイ出もグー。この作品に関しては「男の墓場ニューフェイス」の上本輝雄氏につきるだろう。「最強」という言葉が思い浮かんだ。で、ラストのみうらじゅんさん、サイコー。


休憩をはさんで「任侠秘録人間狩り」がはじまる。長くなってきたのでストーリーは省略(おいおい)。ロマン優光さんの裸シーンはステキすぎだ。深作映画「県警対組織暴力」の川谷拓三取調べシーンばりだ。一瞬の登場ながら、吉田豪パラダイス山元両氏のインパクト大。主題歌のライムスター「グレイゾーン」がめちゃかっこいい。オープニングの新宿の街の画にはまっていた。いや、両方面白かった。笑いを基調としながらも、背後には男の哀しさが薄く漂っている。闇鍋の一気食い、堪能しました!
2月3日まで。http://www.cinekita.co.jp/


ていうか、疲れたなぁ・・・。


「サンパン」の同人である盛厚三さんがブログをはじめられたそうだ。おっ、行ってますねぇ、「ブ」に(笑)
「「北方人」日記」http://d.hatena.ne.jp/kozokotani/