真面目で貧乏そうな人

雨は降る、お客は来ない。集中して仕事ができちゃうなぁ。寄り道しながらの仕事なので、文庫の値つけ、まだやっとります。ようやく15箱分完成。もうちょっとです。


午後、安倍内閣組閣がはじまる。電話がかかってくると一呼吸おいてから出たり(何になるんだ、お前は)。官邸に入ってマスコミの前を歩くとき、恥ずかしそうだなぁ。ニヤニヤできないし。松岡利勝なんて入っちゃって、まぁ。これでドッキリとかだったら大変なことになりますね。「ちょっと来ていただけますか」「あっ、ありがとうございます」とか言って官邸へ。安倍首相が待つ部屋へ入ると、そこには野呂圭介が。最後は安倍晋三も一緒に「大・成・功!」とか言って。もちろん騙されるのは山本一太自民党スネ夫派)しかいないだろう。で、テロップでは「次回は安倍首相&久間防衛庁長官with中西輝政核兵器ドッキリです」とか出たりして。


右文書院から南陀楼さんの新著『路上派遊書日記』が届いた。「ドストエフスキーか!」とツッコミたくなるような分厚さである。詳しい紹介は読んでからしますね。ただ、パラパラ見て笑えるのはエンテツこと遠藤哲夫さん(昨日は巨峰ありがとうございました。本のお買い上げも)の執筆する注釈だろう。いきなり人名注釈に二人連続で「真面目で貧乏そうな人」を使用。それが誰かは本を買って読むべし。出雲への古本整理旅行とか工作舎の本の整理とか懐かしいなぁ。あと、アクセスの畠中さんとの対談があるんだけど、今開いて目に入ってきたのが畠中さんの「違うよ、私はカツ丼が好きなの(笑)。カレーはカレーだけのが好きなの。」という発言、ステキすぎる。あと索引で「岡崎武志」と「牛イチロー」の登場頻度がほぼ一緒というのも微妙におかしい(笑)。そして「ノーギャラ仕事」を楽しそうに語る南陀楼さんに激怒して家出する内澤さんはステキ×100なのであった。10月2日発売だけど、青空の初日から会場で発売します。


閉店して夕食を食べてから店へ行き、「WiLL」の原稿を一気に書いてしまう。あとは入力したBIGBOXチラシを印刷屋さんに出せば面倒な仕事は終わる。早く古本祭に全力で取り組める環境を作らねば。気分の問題ですけども。