ひさしぶりの新宿

起きたら11時ちょい前。ひぇー。メシも食わず顔洗って、歯みがいて、髪はボサボサのまま店まで走る。店猫ノラも起きたばかりみたいだ。おはよう・・・。


市場やら、お客様やら、ブックオフやらあちこちで買ってきた本の整理。外市用の本から抜くことに。数冊目に高須先生の『ブスの壁』が。「新潮45」連載時のまま西原理恵子の1コママンガがついているので、そこだけ拾い読み。内容に全然関係ないのが最高。高須クリニック新作CMの皮ジャン姿に「成田で拘束された金正男にしかみえない」とのコメント。マンガだけ読んで「あとがき」を読むと、「サイバラ・マンガだけ楽しんで、僕の文章を読むのを忘れちゃいやだよ!」とあった・・・。この本が出た時、「新潮社」のクレジットがない中吊り広告が電車にあった。ステキです。


ごっつい箱入りの『回想 世耕政隆』という饅頭本が。世耕といえば、自民党ゲッベルス。お父様かしら、と思ったら伯父さまでした。自治大臣だったこともあり、後、近畿大学総長。目次見たら、塩爺とか橋龍とか岡崎久彦とか「あぁ」という感じだった。が、そのまま見ていくと柄谷行人とか後藤明生の名が。なんでだよ、と思ったら日本文芸家協会に所属した詩人でもあったようで、壇一雄なんかの文芸誌「ポリタイア」の同人だったそう。後藤明生はこの同人として世耕と出会い、後に近畿大学の非常勤講師として呼んだのも世耕政隆なのだとか。ゲッベルスにそんな血が。この本は次の目録用に。


すでに外市用の荷物は150冊ほどできてしまった。これじゃ、5月の開催前に気持ちのピークが来てしまいそうです。どうすんだよ・・・。と言いつつ、閉店までひたすら値つけ。閉店間際、リコシェの阿部ちゃんから電話。ほうほう、それはいいじゃないですか。まだ、いろいろつめなくちゃいけないようだが、外市に併せてイベントをできそうです(5月5日の夜を予定)。昨日、阿部ちゃんが○○さんのトークやりたいんですけど・・・とお店で言っていたのだが、なんと偶然昼にその方から久々に電話をもらっていたのだ。こういうのは生かさねば、やれやれ〜と無責任に煽っていたのだ。よし、阿部ちゃん、がんばろう。


チャリで新宿へ。友人とお茶。1時間ほどで別れる。そういえば新宿はひさびさだなぁ、と思い(往来座のせいだ)、増床したジュンクへ。地平線が見えそうだ。あちこち見て、マンガ1冊、出たばかりの『哭きの竜外伝』3巻。新宿ジュンクの初買いがこれとは・・・。でも、ある意味新宿ものだしな。俺は新宿ジュンク、人のまばら具合が前から好きだなぁ。


ついでなので新宿のブックオフへ。ある本が欲しくて探しているのだが(105円で)なかなか無い。2ヶ月ほど前にここにあったのだ。なんとなくここは残ってそうだなぁ、と思って来たらあった(笑)。岸本佐知子『気になる部分』。元本のほう。「ちくま」の連載、面白くて気になったのであります。『ねにもつタイプ』も近日購入予定。


『1976年のアントニオ猪木』読了。