セドの２１冊

引き続き店の整理。あーシンド。懐かしい「モクローくん通信」を掘り出す。２００３年ごろから南陀楼さんが発行していたフリペ。内澤さんが４コママンガ書いてたり。届きまくる古書目録をネタにあれこれ書いていた。懐かしい。このフリペから「モクロー」「セドロー」が生まれたわけです。いちおう「休刊」扱いらしいけど、いつか出るのかしら。

絵姫・武藤さんに、ある資料を渡してもらうために往来座へ。帰ってくると、モクローくんこと南陀楼さんが店に。「ＢＳブックレビュー」出演帰りとのこと。しばし雑談。しばらくすると、ふぉっくす舎・ＮＥＧＩさん（id:foxsya）が。先日、中田整一『盗聴　二・二六事件』について話を聞いており（本は未読）、元となったＮＨＫの番組があることを聞いていたのだが、その番組をＤＶＤに焼いてもってきてくださったのだ。嬉しい。しばし雑談。

さっき南陀楼さんが番組で紹介したというカラスヤサトシという人の『カラスヤサトシ』１、２巻を貸してくださったのだが、それを読み始めたら、面白くて閉店まで読んでしまう。たぶん、自分と同年代の方。生活漫画だが、非モテ男が独りでボンヤリしていると、おかしな遊びを発明してしまい、ふと我に帰るも「あっ、今ちょっと面白かった・・・」みたいな感じの雰囲気。具体的に紹介したいが、家に置いてきちゃった・・・。なので仕事すすまず、今日という日よ、サヨウナラ（おいおい）。

新宿へ出て友人と食事飲み。スマイルドクター・マック赤坂について語り合う。帰宅後、ＮＥＧＩさんに借りたＤＶＤ鑑賞。NHK特集「戒厳指令…交信ヲ傍受セヨ 〜二・二六事件秘録〜」（1979年）。事件最中に電話で交わされていた将校たちの会話などが録音盤に残されており、それをもとに生存している関係者に取材したもの。語りは三國一朗。北一輝の声がうさん臭い感じで良い（前述の本では、これはニセモノと断定しているようだが）。このＤＶＤには、もう１本入っていた。同じＮＨＫ特集の「江夏の２１球」。山際淳司を有名にした作品のテレビドキュメント。１９７９年の日本シリーズ、近鉄ＶＳ広島、広島が１点リードしている近鉄の攻撃、９回裏無死満塁からの江夏の２１球にせまる。語りはノムさん。これはメチャクチャ面白い。監督と選手の意識の違い、ブルペンで次のピッチャーが投げ始めたことによる江夏のふてくされ、それに気づき励ます衣笠、奇跡と言われたスクイズはずしの真偽、結果を知っているのにやたら興奮した。で、眠れなくなった・・・。