伝票かくかく

今日は一日中、目録の注文品の発送作業。南方新社の新薩摩学シリーズ『雑誌「改造」とその周辺』がダブリすげー。閉店までずっと。明日がピークだろうから今日来た分は伝票だけでも書いておきたい。


閉店後、新宿へ行き人と会う。帰り、みぞれが降ってきた。いたい、いたいよぉ。


百瀬 博教さんが亡くなった。イメージで敬遠する人もいるかもしれないけど書く文章がとても面白い人だった。花田さんの結婚式の時、ローストビーフを皿にとって振り返ったら百瀬さんにぶつかりそうになった。とにかくでかい。ぎゃーやべぇーと思ったのだが、百瀬さんはとてもうれしそうに写真を撮ることに夢中になっており、まったく気づいていなかった。その姿が思い出される。


■今日買った本のコーナー
ドキュメント日本人10『法にふれた人』(學藝書林
こいさんで100円。地味な感じの伝記とか資料とかを集めたシリーズ。4巻の「支配者」には蓑田胸喜とか入ってる。ステキ。この巻は「三鷹事件」や「松川裁判」のようなものから「チャタレイ裁判」、林美一の「国貞裁判」、「高橋鉄裁判」などが取り上げられてる。お目当ては赤瀬川原平「千円札裁判」。昭和40年に千円札の模造品を展覧会案内状として配布したことから起訴された事件。赤瀬川原平の「意見陳述」「最終意見陳述」、特別弁護人として滝口修造の「意見陳述」「最終意見陳述」、証人渋沢竜彦こと渋沢竜雄に対する尋問及び供述速記録が収録されている。