店番日記
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◎６月４日（火）
貧乏性というか、前倒しに仕事しすぎて来週から古本市だというのに何もやることがない。午前中から動画サイトでドラマを２本観てしまった。「３６５日２４時間死ぬまで働け」というＷ邉Ｍ樹に見られたら大変な事になりそうな勢いである。
午後、古本屋を始めたいのですが、という男性が来店。家賃安いところ借りて店舗は持ちたい、店売り重視でいきたい、というのだが、店売りでやっていくならやはりある程度家賃にリスクは必要だと思います。成功するといいのですが。よく考えると自分は二代目なので、お店はじめてないんですよね……。一応ボンボンなのよ、あたくし。
店を閉めようとしたら看板の横で怪しいオッサンが座っておにぎり食っていた。怖い。
◎６月５日（水）
８月にあるところに呼んでいただき岐阜・名古屋を旅行することになったので宿の手配をする。基本ドメスティックな人生なので旅は苦手である。宿の予約とかもできれば誰かにやってもらいたいのである。たいしたことないのに悪戦苦闘する自分。ただ表面的には何か一生懸命やっているように見えるだろう。渡Ｎ美Ｋにバレないようにがんばりたい。
閉店後、近所の「かわりモン」で飲み会。ある編集者さん幹事で久しぶりに角田光代さんと。ハンガリーの国宝とかいうマンガリッツァ豚というのがとてつもなくうまい。なんか焼いた後に粉チーズかけて食うの。丸腸もうまいなぁ。角田さんペースで飲んでたらやばいことに。帰ってからぐったりしました…。話さなきゃいけないことあったのだが、あの状態じゃ無理！！！！
■早稲田・かわりモン http://www.kawarimon.jp/
◎６月６日（木）
７月のみちくさ市、チラシ用テキストが出揃い、まとめる。デザインはツイッターアカウント名 comamonoyaさんがやってくれているのだが、自分がイメージ伝えるの下手すぎて大変。読み返して自分に「これ、どういう意味？」と聞いてしまうというね…。なんとか送信（大丈夫かどうか不明）。メールである方にお願いしたことにいい返事をいただく。わーい。といっても、これ、来年のみちくさ市での企画の話。一年後なんて自分が店続けてるかどうかもわからないというのに（おいおい）。でも、皆さんに喜んでもらえると思いますＹＯ！
◎６月８日（土）
店を開けて、奥から古本市用の本の縛りを出してくる。縛り７０本。約１４００冊。復活後ＢＩＧＢＯＸ古本市の本の量が４０本に変わって、それに合わせて準備しているので急に７０本言われても大変なのよ（古本市としては決して多い量というのでもないのだが）。
３時に早稲田大学１０号館前に集合。大隈像の裏手である。早稲田古書街方面からだと、立石書店ななめ通り向かいにある「第３西門」から行くと近い。いこい書房さんが椅子に座ってたので横に座る。「ちわー」変な恰好した学生が前を通る。「なんだよあれ、マンガであったよな、なんだっけ？ ボケ田大学だっけ？」正解は「バカ田大学」だが、いこいさんは「ボケ田大学」でいいだろう。大型テントは業者さんに設営してもらうので、その間にまずラック棚を各店舗から回収。その後、みんなで蛍光灯をテントに取り付ける作業。いろいろあってこれだけなぜか古本屋がやるのである。
いよいよ本の持ち込み。一軒づつ赤帽運送さんでピストン輸送。会場は大学の奥なので、学生さんがいっぱい歩いているから門のところまでは乗る人間が誘導しないといけないのだが、いこいさんが暴走、「誘導するよー」と車が発車準備してないのにどんどん歩いていき１００メートル先に！ 誘導になってないよ！！ １４軒分の本がとりあえずすべて持ち込まれるもテント内の設営がなかなか終わらない。業者さんも昔は２０人ぐらいで来てやってたのだが、人件費削減なのだろう、最近は６人ぐらい。そりゃ大変である。本を乗せる台も鉄パイプ組んで作るので時間がかかる。しょうがないので、できあがった方からどんどん本を並べていくことに。で、自分は早い方だったのよ。並べはじめたら自分の場所ができない谷書房さんが後ろからあーしろこーしろと言ってくる。「家族ゲーム」の桜井君よりめんどくさいよ！！
なんだかんだで全員が並べはじめられたのが７時ぐらい。俺なんかもう並べ終わっちゃったよ！これから始める人もいるのに。暗くなった木の下でぼんやりしてたら蚊にさされまくった。８時半に並べ終わり、レジまわりの準備をして終礼。今日は終日、親子で責任者の安藤書店親子（子は三楽書房アキヒロ）による壮絶な親子喧嘩が続いており、なんかすごい（ていうかアキヒロは被害者みたいなものだが・笑）。
とにかく皆様、ご来場お待ちしております。大学向けのイベントで平日開催なので来づらいとは思いますが。向井は水・金は非番（店にいます）。他はだいたい会場にいます。よろしく。
ＡＫＢ総選挙の結果をちょびっと観て店に。連載原稿書き、みちくさ市チラシ校正、このメルマガ制作作業などをちまちまとやる。
