千登世橋から

昼休み少し前に、店に女性がやってきた。本を買ってもらえますか、という。そんなに量も無いようなので休み時間にうかがいますよ、と住所を聞いた。で、休み時間にひもだけ持って自転車で。とても豪華なマンションでエレベーターに乗ると、うちのマンションのエレベーターとの速さの差に愕然とする。本は玄関先に積んでいてくださったのでその場で査定。ひもで縛って持ち帰る。3本になったのでちょっと重かったけども。今は海外に住む以前早稲田に住んでいた友人の方からうちのことを聞いていたのだとか。その方がいつのどの方かわからないけど、ありがとうございます。


買ってきた本をすぐにクリーニングして値付け、棚出し。さっきまで人の持ち物だったのに、と思うとなんか不思議。夕方、若い女の子が安部公房を買ってくれた。聞くと数日前に留学で中国から日本に来たばかりで早稲田の寮に住んでいると。とても日本語がうまい。早稲田古書店街の地図をあげるととても喜んでくれた。また来てくれるといいな。


閉店後、雑司が谷。一週間前になるので、みちくさ市ののぼり取付。商店街のK会長と二人で。と思ったら、今日が大鳥神社と高田の氷川神社の祭礼で、商店街の電灯にはそののぼりがついているのでした。なので付いていない商店街半分だけ付けてきた。


帰り、オリジンでサバの塩焼きのおにぎりを一つだけ買って、陸橋の千登世橋まで行く。ここからみる、新宿の夜景が好きだ。橋にもたれかかって、おにぎりを食べる。その下を、都電がのんびり走っていく。