直前は菅原道真

10時から帳場に入る。日曜の朝ということで、のんびりムード。西武線の入口で、ベビーカーをはさみ、夫婦が喧嘩を。「安定した生活なんて期待できないじゃない!」「俺だって仕事をさがしてるんだ!」「あんなの探してるって言わないわよ!」日曜朝じゃなくて、平日昼のドラマですよ。


11時から休憩。裏の喫茶店で1時間休んだ後、昼食を食べる。12時からは親父に店番を頼んだ。またしても〈はなまるうどん〉に。今日は、ゲソ天を食べずにコロッケだけに。そのまま電車に乗り、四ツ谷をめざす。暖かいやね、今日は。10分くらいのんびり歩いて文化放送に到着。「日曜昼型ラジオ」出演のため。正面は、日曜のせいか何か違う受付に。きれいなお姉さんに聞いても要領を得ず。もう一度外へ出てウロウロ。出待ちの女の子が数人居り、ジロジロ見られる。「何この〈ドラえもん〉は。関係者?」みたいな視線を突き刺される。ようやく警備口を見つけ、入ると、警備員さんが「お待ちしてました!」と言ってくれて、スタジオの場所を教えてくれた。まだ時間が早いので、一人社会科見学を敢行する。完全に不審者。スタジオに到着。先日お会いしたIさんが笑顔で迎えてくれる。放送作家のKさんとも再会。新聞を見ながら時間をつぶす。他のスタッフの方とも話す。なんというか、アットホームな現場である。余裕のある大人の雰囲気。「向井さん体重何キロですか?」「はい! 0.1トンぐらいあります!」などステキな会話も(なぜ嬉しそうなんだよ)。


2時少し前に中に入り座る。出番直前に「1分間歴史」みたいなコーナーがあり、「菅原道真が〜」みたいなコメントが流れ出す。微妙にツボにはまり、真面目な顔ながら、おかしくてたまらなかった・・・。大野さんのシブい声からはじまり、約20分近く話す。緊張はしないんだけど、うまく話せなかった気がするなぁ。ご挨拶をして帰る。スタッフの皆様、本当にありがとうございました。帰り、未来社の天野さんが、すぐに電話をくれる。あんがとです。


会場へ戻ってくる。何人か聞いてたみたいで、ひやかされる。「まぁ、先生どうぞこちらへ」とか。先生と、呼ばれるほどのなんとやら、丸出しじゃねぇかよ。いこいさんだけが「透史くん、何食べてきたの? えっ、昼食じゃないの」といつも通りなのであった。


夕方以降、人少なし。土日のBIGは尻すぼみなんですね。通勤がないから。何度か喫茶店で居眠りしながら、閉店時間を迎える。売り上げは、いかにも「日曜日」という感じでございました。あと2日もあるんです。今日はホント疲れた。


■『早稲田古本屋日録』情報


▼3月5日の「毎日新聞」書評欄にてご紹介いただきました。


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