あれ、お客さんは?

祭日なんだな、今日は。朝、気づいたよ。そういう人はたくさんいると思うけど、今テレビ見てると織田無道を思い出す。


自分とこの目録製作をはじめる。集中してやっていると閉店時間。一生懸命やったので充実した疲れが残る。しかし、あれ? 今日、お客さんいた?(おいおい)


朝日文庫から萩元晴彦・村木良彦・今野勉『お前はただの現在にすぎない テレビになにが可能か』が出たのを知りびっくり。TBS闘争から本書刊行後、3人はTBSを退社してテレビマンユニオンを設立した。以前はマスコミ関係書を多く扱っていたうちの店。間違いなく、一番問い合わせが多かったのはこの本だ。つい最近までそれは続いていたんだから、すごいよ。帯に「40年ぶりの名著復刊!」とある。よく出したなぁ。


kamipro」最新号を購入。「テレビと格闘技」という特集。テレビ放送がコンテンツに与える影響というような特集なので、格闘技関係以外の人のインタビューもたくさん。町山智浩、”T部長”土屋敏男エスパー清田ダンディ坂野勝谷誠彦森達也などなど。「封印作品」シリーズの安藤健二氏のインタビューもあった。前から読みたいと思って読んでないシリーズ。「僕が最初にいた新聞ってメディアは意外とタブー感は薄いんですよ。もちろん自社や系列会社の悪口は書けないし、ある程度の暗黙の了解はあるけど、基本的に「業界のタブーを書いちゃいけない」とかはない。それに比べると、サブカル系の業界やマスコミのほうが全然、言論の自由がない。」なんて話も。安藤氏が「封印」を意識したのは「FOCUS」の酒鬼薔薇写真公開号の販売見合わせ問題だったそう。


そういえば自分も当時、野次馬精神で買いにいったらどこにも売ってなくて(売り切れ含む)あきらめていた。その週の土曜日の開店前、馬券を買いに後楽園へ行き、なんとなく野球や競馬関係書充実の山下書店後楽園店へ寄った。そうしたら、なぜか平台に山積みになってたんだよ「FOCUS」が(笑)。尋常じゃないくらいの高さで。目線入りだった「週刊新潮」も一緒に。たぶん200冊近くあったんじゃないかな。なんか、凄かったです。山下書店最強。


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封印作品の憂鬱

封印作品の憂鬱