休みのなか日

9月19日(日)開催の鬼子母神通りみちくさ市の募集開始日は9月1日(水)21:00〜です。出店場所は来週半ばぐらいまでには更新できると思います。http://kmstreet.exblog.jp/


9月4〜5日開催の古書往来座外市情報はコチラ!
http://d.hatena.ne.jp/wamezo/20100810


昨日はお休みをいただいて、江の島に行ってきました。衝撃的だったのは猫! 島の猫の無防備ぶりが尋常じゃないのです。寝ている猫も人が近づいたり触ったりしたら慣れてる飼い猫だってチラ見ぐらいする。しかし江の島猫は子供が2,3人同時に触っても逃げないどころか起きもしない。それがどの猫もそうなのです。すげー。あと、小さな池の亀が慣れていて、人の気配がすると、ネッシーみたいに首を水面から出して10匹ぐらいせまってくる。転がってたエサを何も考えないであげたら指咬まれた。そんなこんなでリフレッシュしてきました。生しらす丼もうまかった。


明日、22日はお休みなので、今日も休みにしようかと思っていたのだが、なんとなくお盆明けの土曜日でお客さん来そうな感じがしたので、まぁ平日もふるわないし開けたのですが、開けてよかったっす。ひさしぶりにいい売上でした。来週は古書目録できてくるからがんばりまっす。

■わめぞ民ミニ名鑑(4) 松田友泉
友泉(ゆーせん)はペンネーム。自分のブログ「正式の証明」のidが「u-sen」なのだが、これは小川芋銭から取って本当は「うせん」だったそうなのだが、みんなが「ゆーせん」と呼ぶのでそのままになったそう。わめぞでダントツナンバー1問題児。なんというか、社会性が足りない(笑)。東京に来てからの仕事もそれだけじゃないけど居眠りをはじめ勤労意欲の無さが原因でやめる方向になってしまうという恐ろしさ(自分もそんな感じではあるが…)。趣味に関してだけはそれなりの知識と行動力があるが、自分が興味のないことには仕事であれまったくやる気が無いという、やや悪い意味でのオタク寄り。何もいいことないような書き始めだが、それでもなんかいつも話題の中心にいる。わめぞはアホ揃いなので、話題の中心にいることはなかなか困難なのだが、こいつはいつも話題になる。いい意味でも悪い意味でも存在感だけはある。


まだ本州の南端、山口県にいた友泉が書いていたブログ「正式の証明」を教えてくれたのは前に紹介してくれた退屈男君。悶々とした中学生のような狂った文章が面白いというのでたまに読んでいた。その後、このあたりちょっとうろ覚えだけどブックオカ荻原魚雷さんと知り合って(後に同じわめぞ民になる薄田王子ともブックオカですれ違っている)数回わめぞに遊びに来た後、なんかいきなり上京して雑司が谷に住み始めた(笑)


とはいえ、イベントで本を売る才能は凄くあって(有古堂・読みは「ゆうこどう」で出店)、若手の中ではセンスが頭ひとつ抜けている(古本屋目指してないのに・・・)。”今風”のセンスなんて簡単すぎるのだが、こいつは「古書会館」的な遊びのある棚を作ることができる。自分はあんまり人の棚とか見ないんだけど、いつも友泉の棚だけは気になる。毎回売上も安定していいし。ミニコミもいくつか出していて、自分の文章だけ集めた「コラム等」はイマイチだったけど、その後出した「マンガ文献研究」、1号はともかく2号は諸所問題あっても読みごたえのある冊子だった。彼の流行へまったくなびかない(なびけない)姿勢はとてもいい。でも営業が自分でできず彼女の豆ちゃんまかせなので、そこはがんばってほしい(俺も苦手だからよくわかるけど)。その才能をコントロールできるようになるのか、できずに沈むのか、俺はスゲー楽しみっす。でも最近すごく頑張ってるよね。


以前、往来座のブログで紹介された、みんなが短冊に川柳みたいなの書いて遊んでいたが、その時、友泉が書いたのが最高だった。
「考えていることをそのまま言うとおこられる  松田友泉」
君は怒られ続けるべきである。褒められず、進め! そういう君が好きです。