おみやげラスクは「ジュッ」

朝、病院。待合室で夫婦喧嘩が。ご主人が「できそこないの田代まさしみたいな顔して!」とか言われていた(でも似てなかった)。薬をもらって帰る。照文堂さんに寄り、原稿のチェックをしてもらう。OKをいただき店へ。未来社の天野さんに送信。帰ってきたメールに「昨日はガス室送りになった夢をみました(でも深津絵里と一緒)」ということが書いてあった。ステキだ。


昼食のため自宅へ戻ると、親父がビデオで今村昌平の「カンゾー先生」を見ていた。そういえば、亡くなったんですよね。オイラは「豚と軍艦」も好きだけど、やっぱり「果てしなき欲望」が好き。隠されたヒロポンかなんかの情報を得た人間が協力したり裏切られたり(だったと思う、たしか)。見てない人には見て欲しいっす。


昼食後、稲光堂書店さんへ。早稲田大学の教科書の専門店。昔の早稲田の話を聞く。その後、暴走ぎみになってきて、とんでもない話が次から次へと。すごいけど書きづらいなぁ、と思っていたら「隠すことなんかひとつもないから。全部書いてくれ。面白くなかったら俺のことをとんでもなく書いてもいいから」と宣言。サイコーだ! 見習わなければ。早稲田の片隅で男祭開催中だ。


今日は、たくさん買い入れの本が届いた。なので閉店まで親父と手分けして値ぶみ作業。


店を閉めて、自転車で池袋へ。古書往来座へ寄る。店頭の均一で文学全集端本の尾崎一雄が入った巻を買う。「暢気眼鏡」が読みたくて探そうと思っていたところ。ナイスタイミング。100円。「いくらでもいいですよ」と瀬戸さんが言うので50円にしてもらう。古書業界には「同業者一割引」という暗黙のルールがあるのだが(最近の人は気にしなくなってる気がする)、100円って困りますよね、10円引きってのもなんだし。だから瀬戸さんみたく「いくらでもいいですよ」と言ってしまうのだ、同業者が均一買うと。本はあずかってもらい、ジュンク、リブロを見て帰ってくる。


また往来座へ。本を受け取る。「雑司が谷の人はこれを食べて育つ」と瀬戸さんが言っていた「赤丸ベーカリー」のラスクをいただく。ごちそうさまです。また、行きますねー(今、食べたらおいしい。ジュッという甘さで、上奥歯の隙間が喜んでいる)。


お昼過ぎにサイン本が入荷しました。お早めに。あっ「未来」6月号も配布開始しています。

センセイの書斎―イラストルポ「本」のある仕事場

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