F.S.I.(ファンタジック外市)

第9回外市、無事終了いたしました。「売る側」もめげそうな、めちゃくちゃ暑い中、ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。参加者一同、心より感謝いたします。それではなんとなくの記憶達2日分、スタート。


外市で大人気といえばガラクタを販売してくださっている、骨董店の上り屋敷さん。今回もすごいもの多く、開店前に武藤さんが売り物でひと遊び。「ハッピを着て祭気分」「ボクシンググローブをはめてシャドーボクシング」など楽しんでいました。ちなみに「これ売っていいかしら」と出されたのが「斧」。勘弁してくださいよ! 工事用ヘルメットが売れた時は感動したなぁ。


前回、初参戦で武藤さんを売上対決で制した古書文箱の白シャツ王子(20代半ば前の最年少参加者)。毎日白シャツだそう。その王子が見るたびにアイスを食べていると噂に。「王子、何個食ってるんだよ」と夕方聞いたら「よっ、4個です・・・」。翌日も4個食べていました。次回は武藤さんとアイス大食い対決か。ちなみに王子は初日だけで前回の売上を超え、なかなかの売上。魚雷さんが連れてきたわけだが、将来は古本屋になりたいのだとか。楽しみだよ。


食器類を出品した木村衣有子さん。なかなか来ない。なんと昨日、武藤さんのグループ展から違う飲みに行き、二日酔い! あとからふらりとあらわれたのだが、見るからにやばそう! 5分ぐらいで帰って行った。なんだチミは!(ステキすぎる)


研ぎ猫さん、ギックリ腰で途中退場。お大事にしてください。


初参戦の”文系ファンタジックシンガー”ピッポさん。なんだか棚が旗やらなんやらで大変なことに。音楽を担当しているカヒロさんも会場へ。なんとあの海月書林が入っている荻窪の「ひなぎく」でライブをしたことがあるそうだ。みんな歌おうチンチロリ〜ン。アルバムをいただいてしまった! http://kahirock.velvet.jp/


初日が終わり、瀬戸君、岡島さん、NEGIさん、退屈君らと飲んでいると、瀬戸携帯にピッポさんから電話。「あっ、はい・・・ええ・・・いいんじゃないでしょうか・・・はい・・・」。どうしたの?と聞いたら「いや、ピッポさんが、蝶をですねぇ、釣るというかですねぇ、蝶の釣り堀を置きたいっていう話なんですけど・・・」。それ、ファンタジックすぎるよ! そのときの瀬戸君の顔、最高。ピッポVS瀬戸の「ファンタジック大戦」はこれからも続いて行くだろう。


しかし。てるてる坊主として作った悪魔超人サンシャインのおかげで晴れたようなもの。すげーなぁ(妄想)


2日目もピッポ劇場からはじまったのだった。噂の「ピッポの世界の蝶々釣り堀コーナー」がその姿を現したのだ。蝶を釣るって何? と思っていたのだが、箱の中には枯れ葉がたくさん。その中に磁石のついたいろいろな紙の蝶々がひそんでいる。それを磁石付きのつりざおで釣り上げるのである。活字で読むとくだらなく思うかもしれないが、これ、めちゃくちゃおもしろい・・・。今日は退屈クンを「ピッポ専属マネージャー」に任命。つりざおを入れる筒の制作をさっそく(なぜだ!)。夕方、王子に「王子もやれよ! 面白いから!」と強制的にやらせたら「面白いです・・・」と笑っていた。


日曜日は、わめぞと外市についての新聞の取材が入っていた。店内の帳場でまじめに話していると、武藤さんが外にかざっている短冊を持って入ってきて「お〜いパロパロ〜(武藤さんはおれのことをこう呼ぶ。タガログ語で「蝶々」のことで、隠語で「浮気者」の意)、これ笹の葉につけていい〜?」といって記者さんと自分の前に出した短冊には「チンチンほしい(ホモ) 向井」と書いてあった・・・。ふざけんなテメー! その後、記者さんがなんと「ピッポの世界の蝶々釣り堀コーナー」に挑戦! 「なんで蝶々を釣るんですか?」の質問にピッポさんが「蝶々と釣りが好きだからです!」と。すごい答えだ! 8月ごろ掲載予定とのこと。


夕方、上京中の山本善行さん来る。ツアーとしてあちこちの古本屋をまわってきたそうだ。山本さんと新著『新・文學入門』(工作舎)の話をする。H画伯の恐ろしい引用の取り方についてなど(笑)。打ち上げもリコシェ・豆ちゃんの尽力により、ツアーの方々と一緒にできることになった。岡崎さんの「ヨッ!」といううれしい合いの手入りの売上発表会も。ピッポさん大爆発の売上で大盛り上がり。いや、すげーなぁ、マジで。


二日酔いで一日休み気分爽快の木村さんがもうちょい飲む!というので、退屈クン、瀬戸くん、Oさんと居酒屋2次会。2時近くまで飲む。


帰り酔っぱらいながら笹の葉を持ち帰ってきた。千登世橋(陸橋)と面影橋(川橋)を間違えてあわや大惨事になりそうだったのはまた別の話。


ご来場いただきました皆様に心より感謝申し上げます。1! 2! 3! ファンタジック!!