火曜日

火曜日。開店すると、すぐにチラシが届く。LOFT9 BOOK FESのチラシ。今年はハルミンさんにデザインをお願いしました。トーク登壇者の似顔絵が。まずはひたすらネット注文の荷造りをして終わらせる。


その後、メールで姫乃たまちゃんにあることに関して教えを乞い、各所へメール。まとまったんで、ロフトの成宮アイコちゃんに連絡して発表してもらう。なんとブックフェスのメイントーク能町みね子さん、サムソン高橋さん、石丸元章さんのトークで終了後、チェキ会を開催することに。このメンバーと記念撮影ができるのはすごくないすか。無事発表終わる。


閉店後、新宿。まずはロフトの事務所へ。成宮アイコちゃんにチラシ1000枚渡す。よろしくん。その後、小滝橋通りの芊品香。武田俊くん、中野達仁さんとみちくさ市講座の打ち合わせ。ちょっと理由あり、当日システムをあれこれとしなくてはならず。今回、自分が出ることになったが、それは中野さんのリクエストがあったからなんだけど、正直自分としてはちょっとなぁ…というか、企画者としてはやりたくないのが本音。そもそも、人呼べないじゃないすか、これじゃ…。やることになったからにはやりますけどね。そもそもこの、「「商品」と「作品」のあいだ」というのは、なんというか、ぶっちゃけて言えば商品(ビジネス)か作品(やりたいこと)かというのを分けて考えること自体が間違いというか、そういうことを言えるのがプロというのはわかってるんだけど、実際、そんなかっこいいこと言えるやついねぇじゃん、そんなに。そういう感動的な言葉じゃなくて「いや、そりゃいろいろありますよ自分だって」という話を一流の人に聞きたいな、というところがスタートで。結局かっこいい言葉って、文字通り「かっこいい」んだけど普通の人にとってリアルじゃなくね?という感じがあって。そういう本音と建て前の隙間ってなんだろう、ってことなんですよね。これは、表現といっても「店」とかそういうことも同じだと思っていて。当日はまぁそういうことをベテランCMディレクターである中野さんと、WEB関連のビジネスをあれこれ見てきている武田君に聞いてみようと思います。地味でも、じっくりのんびり話せたらいいな。よろしくお願いいたします。

みちくさ市連続講座 season 3
『作品』と『商品』のあいだ〜表現という仕事のリアルな現場の話〜


第11回(最終回)
ゲスト:向井透史さん(古書現世・わめぞ代表)
聞き手:中野達仁さん 司会:武田俊さん


誰もが気軽に表現をできる時代になりましたが、自分の「作品」を「商品」に変えていくことは難しい時代であるともいえます。メディアのあり方も大きく変貌を遂げている現在、クリエイターはどのように活動していくことが可能なのでしょうか。長年、東北新社でCMディレクターとして数々の作品を世に送ってきた中野達仁さんを講師に迎え、編集者/ライターの武田俊さんを聞き手に、時にはゲストを交え、これからの「表現」を考えるトーク形式のワークショップです。


今回は最終回ということで、本トークの企画担当である、みちくさ市を運営するわめぞ代表の向井透史さんを迎え、総括的にこのテーマについて語ります。


向井透史(むかい・とうし)
1972年早稲田生まれ。早稲田の古本屋・古書現世店主。みちくさ市の運営団体「わめぞ」代表。著書に『早稲田古本屋日録』『早稲田古本屋街』。月刊誌「Hanada 」で連載中。


中野達仁(なかの・たつひと)
1964年、福岡生まれ。(株)東北新社・CMディレクター。主な仕事はベネッセ ”たまひよ“シリーズ、YKK AP三井住友銀行、グリコ、ホクトのきのこなど。MVではGOING UNDER GROUND「トワイライト」「同じ月を見てた」、コーヒーカラー「人生に乾杯を!〜別れの曲〜」などがある。


武田俊(たけだ・しゅん)
1986年、名古屋市生まれ。編集者、メディアプロデューサー。lute編集長、roomie編集長、元KAI-YOU, LLC代表、元TOweb編集長。NHK「ニッポンのジレンマ」に出演ほか、講演、イベント出演も多数。


■現在までのゲスト/第1回:ゲストなし/第2回:澤部渡さん(スカート)/第3回:桑島十和子さん(美術監督下妻物語」「告白」他)/第4回:森山裕之さん(元クイックジャパン編集長)/第5回:タブレット純さん(歌手・お笑い芸人)/第6回:高橋靖子さん(スタイリスト)/第7回:真利子哲也さん(映画監督)/第8回:山下陽光さん(「途中でやめる」デザイナー)/第9回:姫乃たまさん(地下アイドル)/第10回:牧野伊三夫さん(画家)


■開催 2017年9月17日(日)
■時間 13:30〜15:00(開場13:10〜)
■会場 雑司が谷地域文化創造館 第2会議室 ⇒サイト
■入場料 1000円 ※当日お支払です


■予約方法 
下記のメールにて件名を各「みちくさ市講座予約」、本文に「お名前」「人数」「緊急の電話連絡先」をご記入の上お申し込みください。折り返し予約完了のメール(自動ではないので最大24時間ほどタイムラグある場合がございます)。返信が無い場合は再度お問い合わせくださいませ。代金は当日払いです。予約完了メールに当日の受付方法が記入してありますので必ずお読みください。


※予約&お問い合わせは下記のメールで
wamezoevent1@gmail.com


みちくさ市本部 090−8720−4241

万札

月曜日のこと。朝、雨が降っている。なんですかもう。といいつつ、店を開ける頃にはなんとか止んだ。とはいえ、止んでも朝降っていたりすると人の行動は「雨モード」で終わってしまうことが多いわけで。昔は期待しない日は意外に売れたりしたものだが、最近は予感がほぼ的中。神に近づいてきている気がします(違う)。店のポストに、ロフトプロジェクト「ルーフトップ」9月号、成宮アイコちゃんから届いていた。アイコちゃんの連載はいよいよ今月発売になる自分の本『あなたとわたしのドキュメンタリー』(書肆侃侃房)について。アイコちゃんの弱い人へ向けるまなざしはとても「現在」を感じさせる。いつブレイクしてもおかしくないけどな。10月1日、LOFT9 BOOK FES.2017 の情報も掲載していただいております。


昼休み、日用品などを買いに戸山のドンキへ。レジで待っていると、前のおじさんが財布ごそごそしながら焦っている。「あっ、ごめん。悪いけど大きいやつ、1万円札しかないんだけどいいかな?」「えっ、いや、あの、10310円なんですけど……」。足りないんかい!!! 


みちくさ市の参加者ページのプロフィールを入力したいのだが、どうにもこうにも、みちくさ市案件とLOFT9案件が次から次へとやってくるので、時間が空かない。あせるよねぇ、いろいろと。閉店後にやればいいんだども、精神的にやる気が…。そろそろ抜けられそうだけどなぁ。


閉店後、新宿へ。ストリートハンターズたちのボス的存在の三木さんから着信あったようだ。気付かなかった。電話するとメシおごってやろうとしたが出ないからもうねーちゃん誘っちゃったからお前はいい、と……。ひどい。でも今日は独りでメシ食いたい気分なのだった。区役所通りと小滝橋通りの交差点にある定食屋「さつき」へ。おいしいし盛りも悪くないが、だいたい1000円近くするんでたまにしか来ない。あまり腹減ってないんで、チューハイ、ポテサラ、豚汁の大。豚汁が名物なのです。具がすごい(でもやっぱ高い…)。送ってもらった「ルーフトップ」をパラパラしながらチビチビとポテサラを食べ、たまに豪快に豚汁をすする。また三木さんから着信。でも出ない。あとで怒られそうだが、今は出ない。そんな日。

人形とウイグル

土曜日。いろいろあって朝帰りになってしまった。1時間半ほど仮眠して店へ。月曜日の市場に出品する本の荷造りして、ネット注文の荷造りして、店内廉価本コーナーの値付け。40冊ほど入れる。棚に入れるとちゃんとそこから売れるのはありがたい。その後、ネットに入力作業。お婆さんが入ってきて「すみません、浅草寺はどっちいったらいいかしら?」と。なぜかたまに「なぜうちでそんな場所を聞くのか」という質問があるのであった。土曜日ということもあり、久しぶりのお客様の来店があり、ついつい話し込む。


閉店後、郵便局で荷出ししてからあわてて西新宿。甲州街道方面からちょこっと入ったところにある「プーク人形劇場」へ。知ってはいるけどなかなか行く機会無いじゃないですか。初めて入ることができる。で、何かというとテンテンコちゃんによるTHE TENTENKO SHOWというイベント。バンドセットによる、アルバム曲「次郎」の世界を巡る物語を公演化したもの。なんか椅子もかわいらしく、ちっちゃくていい劇場。「次郎」のMVにも出演したワニの人形からの鑑賞の注意からはじまって幕が開く。舞台には、ギターとして「次郎」の作曲も手がけたJINTANA&EMERALDSのJINTANAさん、ドラムは田我流とカイザーソゼでも活躍しているTaichiさん。そしてワニくん。内容は説明できない(笑)。謎の演歌歌手「次郎」を探し求める時空を超えた旅みたいな。歌と映像と演劇が混ざり合って進んでいく。変なこと考えるなぁ。すごい。濃密な1時間でした。


終演後、一緒に観に行ったメンバー4人で前から行きたかった初台の都内唯一のウイグル料理店「シルクロード・タリム」へ。ここ、めちゃくちゃ美味いすね。出てくる料理全部うまい。注文受けてから麺打ちする、タリムラグメンのコシの強さ。ラム串焼きもこんなジューシーなの食べたことない。大満足。さんざん飲んで食って一人2500円でお釣り来た。さすがに今日はどこにも寄らず帰る。いい土曜日。

たまちゃん、ハーイ!

木曜日。木曜は毎週一人店番である。弁当持参。今日は寝ていた間にあれこれとトラブルがおきており、メールでその処理。あまり古本屋らしい仕事ができませんでした…。その後、みちくさ市のチラシを分ける作業。雑司が谷、目白のお店用。雨がやんだので外のワゴンのシート取って少し100円本を追加する。あと月末なので支払いのお金の準備。毎月「このお金を払わなくていい方法はないものか」と考えてみるのだが、当たり前のように無い。こんな当たり前の支払いで哀しくなる、それこそ哀しい生活である。お店の大家さんに支払いを済ませて閉店。今月もありがとうございました。引越しがありながらも、無事終えることができた。お客様に感謝しかないです。


閉店後、みちくさ市チラシを持ってまず雑司が谷。商店街さんにポスターを渡し、あとはお店にチラシを配布しながら。あわてて池袋。タワーレコードへ。今度、LOFT9でお世話になる姫乃たまちゃんのインストアライブ。今回のアルバムは町あかりさんプロデュース。町さんの音楽は今どきの複雑さと違っていい意味で単純で素直な音楽なんで聴きやすい。お客さんの、たまちゃんのMCに対する反応がかわいい。おじさんたちなんだけども。ステキです。ラストに「たまちゃん、ハーイ」。終了後、目白のお店にチラシ置いて回り、早稲田へ戻る。


さんまを焼いてほくほく食べていたら着信。新大久保のグランドマザー・りつこさんから。元歌舞伎町のキャッチで現在某量販店店員のマサくんと飲んでるから来い、とのこと。確実におごってくれる人がいる場所へはほいほいついて行くわたくし。どこかと思ったらなんと大久保の「サイゼリヤ」! りつこさん、金持ちだがよく考えるとだいたい安いチェーン店にしか行かない。前は路上飲みとかあったし…。そういうものなんだろう。誰もが皆、続かないと言っていたが、マサくん、がんばって働いている。「だって働いたら働いただけ普通に金もらえるんですよ。不安定な客商売より全然いいですって」。りつこさんに「老けすぎだろ!」とか怒られているが、ヘラヘラと笑っている。まぁでも、明るくなったし、向いてるんだろな。ワイン飲みすぎて気持ち悪い…。

「はい」と言わないで

開店前に郵便局へ荷出し。ある古本屋さんが後から来た。「あっ、なんかマンション買ったんだって?」。違いますよ!!! 嘘は広まるのが早いので火消。店を開けて裏の未整理本を少し値付け。仕事のメールなどをしているとあっという間に時間。今日は神保町の古書会館で組合の本部総会があるので行かねばならないのだ。普通の人はだいたい行かないんだども、一応、新宿支部の副支部長ということもあり。今日は自転車で行くことに。いつもと違うルートで水道橋駅前の路地を曲がる。するともう無くなったと思っていた冨田書店の看板があり、近づいたらオシャレな新しい入口にも「冨田書店」の文字が。あの冨田さんがこんな店を! ありえない! と思ったら入った会社が残ってた看板のままの名前でリフォームしてバルやってるんだね。そりゃそうだよね、冨田さん言うたら外に本がめちゃくちゃに積んであって雑にシートがかかってるだけ、みたいなエキセントリックな店だったもん…。なんかおいしそうでしたよ。
冨田書店(食べログhttps://tabelog.com/tokyo/A1310/A131003/13158592/


神保町に早く着いたので三省堂。入って新刊棚見てたら「本の雑誌」の浜本さんに声をかけられた。しばし立ち話。新刊の裏話など。愉快。別れて歩き出したら久しぶりの苔花堂書店の五本木さんに会う。さすが神保町。その後、知人の店員Oさんと少し立ち話して会館へ向かった。地下に行ったらまだ準備できてなかった…。一階で待っていたら中央書房の前沢さんが来たので一緒に地下へ。阿佐ヶ谷・千章堂書店の林さんも来て隣に座る。かつて西部古書会館の市場で一緒に働いていた仲。あの頃は楽しかったなぁ。みんなまだ20代だったし。前沢さんは今、中央線支部支部長。総会始まり、自分が聴いていてもよくわからないというか、なんだかよくわからないのだが、聴いてるふりして終わる(ひどい)。懇親会があるのだが、用事があるので帰ることに。しかし俺が古本屋になった25年ぐらい前は総会と言えば凄い人数が出席していたのだが、少なくなったなぁ。


新宿へ。あるプロジェクトの打ち合わせ。いつになっても形にならないような気がする…。40分ほどで終わり、花園神社横の「ねこ膳」でカレーグラタンをつまみにホッピー。あいかわらずの焼酎の量。たっぷり。ハンターズの事務所に顔出し。珍しく、カズ、レン、ショウタの三人が揃っている。チャラ男銀行員のユウキさんがソファに寝転がっていた。「おっ、来たわぁ〜、飲み友達待ってたのよ〜」。なぜかオネエ言葉だった。「カミヤ」でもつ焼き。ユウキさんはチャラ話しててもいつのまにか真面目な話になること多く、根はそっちなのだ、やはり。いろいろ考えさせられる。あるカテゴリーで、みんなが「いい」と言っているものに乗らないと「損」することも多い。でも「いい」と思えないものを「いい」とは言えない、やはり。本のまわりにはそういうこと多いし、自分もやはりあまり多数派になれない。まぁ、でも、そんなもんだよね、なんでも。この店、ちゃんと断らないとどんどん追加のもつ焼き出てきちゃうんだけど、ユウキさん、「はい」って答えないでよ! もう食えないわ! 

餃子とレモンサワー

月曜日。眠い…。店を開けてすぐ、どうにもこうにもなかなか合わなかったLOFT9のタブレット純さんと姫乃たまちゃんの打ち合わせ日程がようやく決まる。たまちゃんもただでさえ忙しいのにアルバム出したばかりだし、タブレットさんは常に忙しいし、なかなかに大変である。とはいえ9月半ばでようやく、なのだが。100円均一の荷だしをひたすら。その後、みちくさ市のチラシ送付の荷造り。まったく知らないおじいさんが入ってきて裸のトマトをひとつ渡される。怖くて食べられないよ! 閉店まで細かい仕事がわいてくる。


9時からみちくさ市の募集開始なんで、早めにメシを食う。飲み仲間の村木さんと松田さん(二人とも新宿の某大手社員)が大久保の「山西亭」で飲んでるからとラインもらったんで自転車で。一人でもよく来る店。テーブルメインだが、いつも空いているから一人でも居づらくない。中国山西省料理、珍しいもの多く、見た目も楽しい。なんとかカオカオっていう蜂の巣みたいな点心、他で見たことない。二人の六本木キャバクラNo.1決定戦というどうでもいい話を聴きながら刀削麺を食べ、時間なので堂々と「ごちそうさま」と金を払わず帰ってきた(金持ちの先輩なんだから当然だろう)。帰り、郵便局に寄るが激混み。不在宅配の引き取りと通常郵便窓口業務、分けてくれないかな、ほんと。


ギリギリで店に到着。すぐにスマホGmailの通知が鳴りはじめる。希望通りに場所を振り分けていく。ひたすら作業してるのにスマホからたまに通知が来ると思ったら村木さんから「松田帰っちゃったよ〜寂しいよ〜」「俺の愚痴は誰が聴いてくれるのか。君だっ!」とかわけわからないLINEが次々と。邪魔すぎるよ! いつも15分ぐらいで終わりなんだけど、今回なかなか埋まらないが日付変わる前に無事募集終了。すべてのかたに返信を終えて、今日はここまで。


眠たいけど帰りたくないので、馬場の日高屋へ。餃子とレモンサワー。このふたつがあれば、だいたいのことは気にならない。

日曜の朝に土曜日を終える

開店して裏から100円ワゴン用の本を出してきてクリーニングと値付け。出してすぐ、新しく出した本が半分くらい売れる。均一とは実に正直な場所なのである。黒っぽい現代史関係書もクリーニングしてネット登録してから棚へ。高い本は結構居座ります…。


本を買ってくださったお客様に話しかけられる。「Hanada」の読者の方で、和歌山から東京に来たついでにお寄りいただいたとのこと。嬉しい。先週は広島からも来て下さった方が。その後はちょっと調べものしたり、文庫の整理したり。閉店しようと外のワゴンを棚直ししていると後ろに気配を感じる。振り返ると、なんと初期一箱古本市の名物店主だった「こちどり姉妹」の妹夫妻である谷口夫妻が! 懐かしいすなー。もはや知らない方も多いだろうが「南陀楼綾繁着物姉妹期待事件」といえば一箱界の「2.26事件」のようなもの(嘘)。早稲田で用事があり帰りにお寄りくださったそう。いやいや、嬉しい再会でした。


自宅で軽く仮眠してから歌舞伎町へ。広義の便利屋である「ストリートハンターズ」からグループラインで「今日います」の文面が届いた。たまに事務所を飲み屋みたいに解放して、かつての飲み仲間が自由に集まれる場所を最近作ったのだ。ただのカンパ制の酒がある部屋というだけだけども。エレベーター無しの3階へ。ショウタが独りでいて「いま、つまみできたとこっす」というので期待したら、もやしの醤油炒めだった。おいしいけども…。しばらくすると会社員のムラキさんが来て同じく「もやし…」と絶句している。日付変わるころ、村木さんが「向井あそこいった? 寿司屋」という。あっ、ネットでみたやつだろか。代々木から移転してきた「名前の無い寿司屋」というのが東宝ビルの脇、かつては脱法ドラッグショップやDVD屋が並んでた小道にできたのだ。せっかくなので一緒に行く。先客二人。立ち食い。ドリンクを頼めば今日のおすすめ一品は一貫10円になる。今日はキハダマグロ。安いのばかりじゃ悪いのでそこそこのものとあわせて少し食べた。うまい。村木さん、以前は島耕作か!みたいな社内恋愛話ばかりだったのに今となっては「若い女子社員が冷たい」という話ばかり。せつない。店を出たらちょうどガールズバー勤務終わりの飲み仲間、レナとカナからラインが来て4人で飲むことに。「アルプス」へ移動して飲み直し。週末らしくグダグダな雰囲気であった。「お客さん全然来ないよー」と。俺に言われても…。なんだかんだで朝になる。店から出たときの太陽のまぶしさよ。


みんなと別れ、せっかくなので新宿駅へ向かい地下のベルクへ。同級生の今香子はいなかったが、店長の井野さんがおられたので挨拶。みちくさ市のチラシもお願いする。しばし立ち話のあと、モーニングを。ポテサラうまいなぁ。動き出している日曜日に、ようやく土曜日を終える。