三楽さん

昨夜、自宅をかたづけていたら焼いたウルフルズベストが出てきた。ひさしぶりに聞いたが、「バカサバイバー」を「わめぞ」のテーマ曲にしたいと思った。ベイベー。


週末の新宿展&鬼子母神古本まつりの値つけ作業、バリバリ全開。今日、300冊ぐらいつけたよ。日曜日、週間予報では雨降らなそう。このイベント、御誘いを受けての参加なわけだが、地域とのつながり、手創り市さんに来場した方への宣伝効果など、売上うんぬんよりは他のアレコレのために雨天中止なのだが、ぜひ開催したいわけであります。1500冊前後が出品されます。副都心線に乗ってどうぞー。帰りは都電で、なんてのもいいですね。新宿展は東京古書会館地下にて6月15〜17日。
詳細は http://d.hatena.ne.jp/wamezo/20080527


6時過ぎ、お通夜。戦後の早稲田古本屋街を牽引してきた「三羽ガラス」のおひとりである三楽書房初代の佐藤茂さんがお亡くなりになったのである。大正14年、山梨県生まれ。現・都立中野工業高等学校の教師を勤めていた最中に腰椎カリエスにかかり療養生活に。店名の三楽は、この時に入院した御茶ノ水駅そばの「三楽病院」からとったのだという。その後、親戚の三茶書房の手伝いを経て古本屋として独立。「佐藤書店」として昭和27年に早稲田で開業した。同じ早稲田の浅川書店、三幸書房、安藤書店は三楽書房からの独立である。夫人が安藤書店店主、安藤氏の実姉という縁から、現在の三楽書房は安藤氏の二男であるアキヒロが継いで営業をしている。『早稲田古本屋街』(未來社)の取材の時も、とにかく記憶力がよく、昨日のことのようにお話される姿を思い出す。また、何度も何度もアキヒロが「三楽」を継いでくれたと本当にうれしそうに語っていた。ご冥福をお祈りいたします。ありがとうございました。